キャラ萌えの源流。
私は、いつからこうなったのか…。
ちょうどそんな時に、入院・手術を控えた私のために、某Hさまからダンボール箱いっぱいのマンガが届きました。「入院中や退院後に家で療養するときにでも読んでね」って、うう、ありがとう~。
で、その中身を見ると…
萩尾望都、木原敏江、森川久美、竹宮恵子…うおおおお!絶叫(笑)。私の大好きな作家さんのものばかりがどっさり。キャー、「トーマの心臓」!!私、オスカーが大好きだったのよ~♪♪(感涙)うわあ、「アロイス」だって。懐かしい~、「花とゆめ」でリアルタイムで読んだよ。「夢の碑」これ、箱ティッシュ空ける勢いで声上げて泣いたっけ。「変奏曲」ひいい、懐かしすぎっ!!「花のサンタマリア」うわー、「LaLa」で読みましたともっ!!
とまあ、興奮の嵐…(笑)。
で、思い出したんです。キャラにはまりだした過去を。
子供の頃からマンガが大好きだった私。小学生時代は普通に「りぼん」なんかを読んでいました。一条ゆかりさんの「風の中のクレオ」や「砂の城」なんかが大人っぽくて好きでしたね。
そして、中学生になり、空前の大ヒットとなった「ベルサイユのばら」で、生まれて初めて誰かのファンというものになりました。もちろん、オスカルです。ただ、オスカルは女性ですから、キャラ萌えという感じはなかったです。純粋にその生き方に憧れましたし、少女趣味的な熱狂でした。
そして「ベルばら」が、宝塚で舞台化されたことから、初めて宝塚歌劇を観劇し、当然のようにタカラヅカファンに…。やっぱり当時は普通に乙女でしたから(笑)。
で、同時期読んだ「トーマの心臓」で、私は初めてオスカー・ライザーという男性キャラにはまりました。ちょっとキャラ萌えの気が出てきたのはこの頃かな。なんてったってギムナジウムだし、少年同士のほのかな恋だし…。
当時は、美少年ブームみたいなものがあって、「ベニスに死す」は少女マンガファンの必須科目みたいな感じでした。私も高校時代にビヨルン・アンドレセンの写真パネルを部屋に飾っていましたから(笑)。森川久美さんの描く美しい男性キャラも同じような路線で大好きでした。
同時に「エル・アルコン」のティリアンや、「オルフェウスの窓」のユスーポフ候、「エロイカより愛をこめて」のエーベルバッハ少佐など、大人な男性キャラにもはまりだしました。
ティリアンは、自分でイラスト描いてレターセットを作り、青池保子さんにファンレター出すくらい好きでしたし、「エル・アルコン」連載終了後は、ずいぶん長いこと(たぶん30代くらいまで)「理想の男性はエーベルバッハ少佐」でした(どういう趣味だ?<笑)。
こんな感じではたちの頃には、すっかり「キャラ萌え」な私が出来上がっていました。自分では気づいていませんでしたが…(笑)。
で、キャラ萌えが腐った方向に流れて行ったのは、やはり萩尾望都さんや、木原敏江さん、森川久美さん、青池保子さんなどの影響かと…。木原さんの「摩利と新吾」は決定的でした。夢殿先輩と摩利の有名なシーンは、私にとって「ベルばら」の“今宵一夜”並みの衝撃でした。あと山岸山岸凉子さんの「日出処の天子」も。あの頃「LaLa」を読んでいなかったら、今の私はいないです。
その後、小説「銀河英雄伝説」のファンになって、初めて二次創作やパロディというものを知り、同人誌を買ったりしました。ただ、同人と言っても、当時は本当の意味での同人誌で、BLとかじゃなかったんですよね。本屋さんでも売ってたと思うし(笑)。内容もファンが書いたパロディ小説や、四コママンガなんかが主でしたもん。
でもまあ、結局気づいたら、本屋さんの片隅にひっそり置いてある怪しい小説を買うようになっていました。それが今から15年くらい前かなあ。30代前半の頃です。
ううーーん、キャラ萌えの源流は、やはり少女マンガだったのですね。しかも、好みがすごく偏っていますし。当時、他にも人気のある少女マンガはたくさんあったと思うのですが。
「キャンディ・キャンディ」は借りて読んだけれど、絵柄もストーリーも好みじゃなかったし、なんで人気があるのかいまいち分かりませんでした。「はいからさんが通る」は面白かった。冬星さんが好きでしたね。「エースをねらえ!」は、千葉ちゃんが好きだったかな。その頃から眼鏡萌えの傾向がありますね(笑)。里中満知子さんは大御所ですが、彼女の作品は私は全然だめでしたね~。
あ、大島弓子さんは大好きです。殆どの作品読みました。長編作品が少ない方なので、キャラにははまらなかったけれど(笑)。でも「綿の国星」シリーズのチビ猫は、かわいくて好きだったなあ♪
でも、同世代の主婦の方に「昔どんなマンガ読んだ?」と聞くと、話が合わないことも多くて、寂しいです。私が変わっているのかな…とも思いますが、同世代で「ポーの一族」を読んでいない人っているんですよね~。うわー、もったいない。
まあ、人の好みや価値観はそれぞれですので、なんとも言えませんが、こうして思い返すと、マンガとはいえ良質な作品をたくさん読むことができたし、本当に幸せな青春時代だったなあと思います。
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