夏は、理系ミステリを友に
今年は、梅雨明けが早くてどうなるかと思いましたが、7月後半はここ数年なかったくらいの涼しさで、節電を余儀なくされている身としては、助かっています。
ただ、湿度が高くて、空気がじっとりと身体にまとわりつくのは、やはり不快ですねー。洗濯物も乾かないし。節電の折、あまり除湿機は使いたくないのですが……。
○家電もリタイア?
さて、7月もほとんどブログ更新をしないまま終わってしまいました。すみません。暑いのが苦手なうえに、今年はエアコンなしの生活をしておりますので、ついダラダラしてしまいます。能率があがらないことこの上ないですね。
5月に扇風機を2台買い足しました。今まで置いていなかった、夫と息子の部屋用です。少しでもエアコン使用を減らそうと思ったのですが、息子のヤツはエアコン+扇風機使用で快適そう。うう、親が暑いのを我慢しているのにー。でもまあ、設定温度は29度にしているので、許すとしましょう。
今年は、結婚以来(っていうことは、27年!)、数回の引越しにも耐えてきた大型冷蔵庫も、コンパクトな3ドアに買い換えました。近い将来始まるであろう夫婦ふたりの生活を見据えて、あえて容量の小さなものにしました。この方がお掃除も簡単だし(←それか)。いやー、台所が広くなったわー。
他にも、フードプロセッサーやドライヤー、アイロンなど、細々したものが次々に壊れて、買い換えました。みんな新婚当時からずっと使っていたものです。秋に夫のタダヲがリタイアするのに合わせて、家電たちもリタイア宣言しているのかも(笑)。
次に危なそうなのは、オーブンレンジと掃除機かな。オーブンは、次はガスオーブンがいいな。掃除機は、是非ルンパくんで(笑)。
○アナログですが、何か?
あ、ちなみにテレビは、我が家は2台あるのですが、2台ともアナログでブラウン管TVです、エッヘン(いばるな)。
私は、TVをほとんど観ないので、「うつらなくても結構です」なのですが(笑)、我が家で一番テレビっ子のタダヲが、全然買い換えるそぶりをみせないのを不思議に思っていました。
ところが、梅芸遠征から帰宅したら、ちゃっかりデジタル放送がうつるようになっていましたよ。DVDプレイヤーにチューナーが内臓されているので、配線を繋ぎ変えたらしいです。私の部屋のアンティークな14型テレビデオ(死語?)にも、ちゃんとデジアナ変換機がつけられていました。
どっちにしろBSもスカステも観られないので、ほとんどTVをつけることはありませんが(苦笑)。どんなにハードが素晴らしくても、ソフトが良質でなければ意味がないと思うのですがどうなんでしょう。
最近は、ニュースはNHKのwebサイトで、天気予報&災害情報は携帯で見るので、テレビというものの必要性をあまり感じません。実際、タダヲがいなければ1日に一度もつけないことが多いです。活字好きなので、新聞は読みますけれど。実家にいくと母に付き合って観ますが、ニュースとBSがほとんどですねー。
うーーん、今のTVが壊れたら今時の薄型TVに買い換えると思うけれど、観なければ意味ないですよね。新しいPCの方が断然欲しいです(笑)。
○夏は、理系ミステリを「友」に
まずは、6・7月に読んだ本を作家別に。
「オー! ファーザー」(伊坂幸太郎)
「チルドレン」
「魔王」
「陽気なギャングが地球を回す」
「陽気なギャングの日常と襲撃」
「ラッシュライフ」
「すべてがFになる」(森博嗣)
「冷たい密室と博士たち」
「笑わない数学者」
「詩的私的ジャック」
「封印再度」
「格闘する者に○」(三浦しをん)
「きみはポラリス」
「謹訳 源氏物語 五」(林望)
「老いの才覚」(曽野綾子)
けっこう読みましたねー。
夏バテと言い訳して、ゴロゴロしながら読書している自分が恥ずかしい(汗)。
相変わらず作家読みしています。
恩田陸作品を読破した後、伊坂幸太郎さんと三浦しをんさんの作品を図書館で借りて読んでいるのですが、残り僅かになり、次は誰を読もうかなーと思って思い出したのが、モリーさまにご紹介いただいた森博嗣さん。
試しに、メフィスト賞を受賞したデビュー作「すべてがFになる」を読んだら、そのトリックの意外さにびっくり。さすが「理系ミステリ」というだけありますねー。1996年にあんなトリックを思いつくなんて、さすが工学部助教授。今なら私も分かりますが、リアルタイムで読んだら絶対意味不明だったと思います(笑)。
2作目「冷たい密室と博士たち」までは、トリックの面白さはすごいのに殺人の動機が取ってつけたような気がするし、登場人物のキャラがイマイチよくわからんと突っ込んでいたのですが、3作目の「笑わない数学者」あたりから、主人公の犀川助教授にすっかり魅せられて、気づいたらS&Mシリーズ全部借りてました(爆)。
モリーさま、教えてくださってありがとうございます。
まんまと嵌ってしまいました(笑)。千秋先輩=犀川助教授、のだめ=西之園萌絵なんですねー。森さんが、萩尾望都さんの大ファンだというのも、何だかとてもうれしいです。
我が家はタダヲが工学部の土木工学科出身で、しかも会社でシステム開発関連の部署にいるので、森作品を勧めたら、けっこう面白そうに読んでいます。はまるツボは、私と全然違うようですが(爆)。
作品のタイトルもセンスがいいし、必ず付いている英語タイトルがまた洒落ていて素敵。「封印再度」が「WHO INSIDE」とかね。森作品、作家読み決定です。
伊坂作品では、「魔王」が私にはいまひとつだったけれど、後はどれも面白かった。この作家さんの伏線の散りばめかたは本当に緻密ですね。最後にいつも、おお!と思いますもん。
思えば、初めて伊坂作品を読んだ時も、いまひとつに感じたんですよね。映画化もされた「重力ピエロ」だったのに。作品の中の勧善懲悪の感覚に、違和感を持ったのかも。もし再読したら、また別の感想を持つかもしれません。
最初にどの作品を読むかって、けっこう重要ですね。
リンボウ先生の「謹訳源氏物語」も、ようやく五巻。6月に六巻が出たので予約中ですが、いつ借りられるかなー。
源氏もいよいよ壮年になり、「玉蔓」とかエロ親父っぷりがもうすごいです(爆)。源氏物語の中にタブーはないのでしょうか。まあ、平安時代の恋愛って何でもありだったんでしょうね。
いつも複数の誰かに言い寄っている源氏、ちゃんと仕事(太政大臣)してるんかいとツッコミ入れながら読んでいます(笑)。(犀川先生も少し源氏を見習ったらどうかと……<爆)
さて、また明日から実家です。予定では来週初めには帰宅予定ですが、どうなるか……(汗)。森ミステリを3冊ほど持って行って参ります。
では、皆さまも楽しい週末をお過ごしくださいませ。
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