7・8月に読んだ本
皆さま、こんばんは。
昨日の風雨を境に、ようやく秋めいてきたようです。ヤフーの週間天気を見たら、茨城県南はそろそろ酷暑から解放されそうな気配。予報が当たるよう、切に願っています(苦笑)。
さて、最近恒例の読書記録。
7月は、書きそびれてしまったので、8月分とまとめて簡単に。
≪ミステリー&ホラー≫
「月の裏側」
「朝日のようにさわやかに」(恩田陸)
「双頭の蛇」
「「裏窓」殺人事件―tの密室」(今邑彩)
「悪意」
「眠りの森」(東野圭吾)
「オーデュボンの祈り」
「死神の精度」(伊坂幸太郎)
≪日本の小説≫
「神去なあなあ日常」(三浦しをん)
≪長編・シリーズ≫
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(上下)
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(上下)
「ハリー・ポッターと謎のプリンス 」(上下)
「ハリー・ポッターと死の秘宝」(上下)( J. K. ローリング)
「坂の上の雲」1
「坂の上の雲」2
「坂の上の雲」3
「坂の上の雲」4 (司馬遼太郎)
≪エッセイ・評伝≫
「リンボウ先生 イギリスへ帰る」(林望)
「安奈淳物語 私は歌う、命ある限り」(北康利)
「たからづか随感」(宝塚歌劇団)
≪うつ病関連≫
「非定型うつ病のことがよくわかる本」(貝谷 久宣 監修)
「「うつ」に陥っているあなたへ 」(野村 総一郎 編集)
「ツレがうつになりまして。」(細川 貂々)
≪新書≫
「葬式は要らない」(島田 裕巳)
○恩田陸さんの小説(長編&短編集)は、どうやら全部読破した模様です。あとは、アンソロジーや紀行ものが何冊か。今度は、そちらに挑戦。久々に作家読みしました。
「月の裏側」は、タイトルを目にした時に、ピンクフロイドみたいだなと思ったら、英語タイトルがまんま「The Dark Side Of The Moon」でびっくり。 「狂気(邦版タイトル)」をBGMにして読んだら、さぞかし雰囲気が出るだろうなと感じました。不穏さ&怖さ、そして美しさも倍増すること確実。
「朝日のようにさわやかに」は、恩田さんの作風を全く知らない人がタイトルにつられて読んだら、ひきつけを起こしそうな短編集(笑)。理瀬シリーズの外伝「水晶の夜、翡翠の朝」、ヨハンの邪悪っぷりがナイス。
○他に面白かった本は、「オーデュボンの祈り」。恩田さんファンには、超お奨め!ちょっと「ネクロポリス」を思い出しました。 私的には「重力ピエロ」よりもずっと好きです。伊坂作品は、この先も要チェックです。
三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」は、以前さんざん書いたので省略(笑)。みんな読んでみてねー(笑)。
東野圭吾さんの本は初めて2冊読んだのですが(加賀恭一郎シリーズ)、どちらもイマイチ。作品選びが間違っていたのでしょうか?お奨め作品のあるかたは、教えてください。
今邑作品もだいたい読み終えたかな? 怖くて面白いけれど、ちょっと物足りない感じ。
○そんな中、「ハリー・ポッター」シリーズは、再読でも、やはりいいです。でも、「不死鳥の騎士団」あたりから、どんどんヘヴィーになってきて、心が痛んで仕方なかったです。
最終巻は、涙々。そして、本当の主人公は、スネイプ先生だったのか?と思ったり。愛って、辛いものです。
○通読中の「坂の上の雲」は、そろそろ5巻が終了します。私が読んでいるのは新装版ではないので、字が小さくて読みにくいのが難点。
戦場描写のリアルさにウッとする時もありますが、文体が感情を一切排した淡々としたものなので、読めるのだと思います。そのあたりの“後世の歴史家”的視点が、「銀河英雄伝説」(田中芳樹)と似ている気がするんですよねー。
「日本人に生まれたなら一度は読むべき本」(と、どこかで読んだ)というのも、わかる気がします。まあ、そういうお題目?を別にしても、とても面白い歴史小説です。
○エッセイに宝塚関連本があるのは、図書館でたまたま見つけたから。
オトミさんの本は、6月に出版されたばかりの本で、著者の北康利さんは、「白洲次郎 占領を背負った男」「吉田茂 ポピュリズムに背を向けて」などの著書で有名な評伝作家(という言葉があるのかわからないけど)です。
出版社もなぜかPHP研究所で、よくあるお手盛り本ではなく、本当に真面目な人物評伝でした。奥様が長年オトミさんのファンだったことから興味を持ち、ご自身もごく最近オトミさんの舞台を観て、ファンになられたそうです。
「たからづか随感」は、「歌劇」の連載(昭和60年~平成3年)をまとめたもの。各界著名人50名の宝塚への思いが綴られていて、読み応えあり。「あ、これ歌劇で読んだ覚えがある!」という記事もあって、懐かしかったです。ファンとしての初心に戻れた気がしました。
○うつ関連本は、以前ご紹介しましたが、「ツレがうつになりまして。」は、夫の教育用?に買いました。マンガなのでサラリと読めるし、様々な症状が紹介されているので、うつ病患者の家族の方向けにいいと思います。
○最後に、ベストセラーの「葬式は要らない」です。著者の島田さんには、あまりいいイメージを持っていなかったのですが、ごくまともな本でした。
「葬式は要らない」ではなく、「これからの葬式の形態は、どんどん簡素化されていくだろう」という内容。なぜお葬式にお金がかかるのか、戒名の仕組み、檀家とは何か…などなど。
自分が親を送らなければならないという方は一読をお奨めします。私も自分の「最後」をどうするか、色々考えることが出来ました。
簡単に…と言いながら、結局また長くなりました。
ご参考になれば幸いです。
ではでは、今夜はこのあたりで。
おやすみなさい。
昨日の風雨を境に、ようやく秋めいてきたようです。ヤフーの週間天気を見たら、茨城県南はそろそろ酷暑から解放されそうな気配。予報が当たるよう、切に願っています(苦笑)。
さて、最近恒例の読書記録。
7月は、書きそびれてしまったので、8月分とまとめて簡単に。
≪ミステリー&ホラー≫
「月の裏側」
「朝日のようにさわやかに」(恩田陸)
「双頭の蛇」
「「裏窓」殺人事件―tの密室」(今邑彩)
「悪意」
「眠りの森」(東野圭吾)
「オーデュボンの祈り」
「死神の精度」(伊坂幸太郎)
≪日本の小説≫
「神去なあなあ日常」(三浦しをん)
≪長編・シリーズ≫
「ハリーポッターとアズカバンの囚人」
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(上下)
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(上下)
「ハリー・ポッターと謎のプリンス 」(上下)
「ハリー・ポッターと死の秘宝」(上下)( J. K. ローリング)
「坂の上の雲」1
「坂の上の雲」2
「坂の上の雲」3
「坂の上の雲」4 (司馬遼太郎)
≪エッセイ・評伝≫
「リンボウ先生 イギリスへ帰る」(林望)
「安奈淳物語 私は歌う、命ある限り」(北康利)
「たからづか随感」(宝塚歌劇団)
≪うつ病関連≫
「非定型うつ病のことがよくわかる本」(貝谷 久宣 監修)
「「うつ」に陥っているあなたへ 」(野村 総一郎 編集)
「ツレがうつになりまして。」(細川 貂々)
≪新書≫
「葬式は要らない」(島田 裕巳)
○恩田陸さんの小説(長編&短編集)は、どうやら全部読破した模様です。あとは、アンソロジーや紀行ものが何冊か。今度は、そちらに挑戦。久々に作家読みしました。
「月の裏側」は、タイトルを目にした時に、ピンクフロイドみたいだなと思ったら、英語タイトルがまんま「The Dark Side Of The Moon」でびっくり。 「狂気(邦版タイトル)」をBGMにして読んだら、さぞかし雰囲気が出るだろうなと感じました。不穏さ&怖さ、そして美しさも倍増すること確実。
「朝日のようにさわやかに」は、恩田さんの作風を全く知らない人がタイトルにつられて読んだら、ひきつけを起こしそうな短編集(笑)。理瀬シリーズの外伝「水晶の夜、翡翠の朝」、ヨハンの邪悪っぷりがナイス。
○他に面白かった本は、「オーデュボンの祈り」。恩田さんファンには、超お奨め!ちょっと「ネクロポリス」を思い出しました。 私的には「重力ピエロ」よりもずっと好きです。伊坂作品は、この先も要チェックです。
三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」は、以前さんざん書いたので省略(笑)。みんな読んでみてねー(笑)。
東野圭吾さんの本は初めて2冊読んだのですが(加賀恭一郎シリーズ)、どちらもイマイチ。作品選びが間違っていたのでしょうか?お奨め作品のあるかたは、教えてください。
今邑作品もだいたい読み終えたかな? 怖くて面白いけれど、ちょっと物足りない感じ。
○そんな中、「ハリー・ポッター」シリーズは、再読でも、やはりいいです。でも、「不死鳥の騎士団」あたりから、どんどんヘヴィーになってきて、心が痛んで仕方なかったです。
最終巻は、涙々。そして、本当の主人公は、スネイプ先生だったのか?と思ったり。愛って、辛いものです。
○通読中の「坂の上の雲」は、そろそろ5巻が終了します。私が読んでいるのは新装版ではないので、字が小さくて読みにくいのが難点。
戦場描写のリアルさにウッとする時もありますが、文体が感情を一切排した淡々としたものなので、読めるのだと思います。そのあたりの“後世の歴史家”的視点が、「銀河英雄伝説」(田中芳樹)と似ている気がするんですよねー。
「日本人に生まれたなら一度は読むべき本」(と、どこかで読んだ)というのも、わかる気がします。まあ、そういうお題目?を別にしても、とても面白い歴史小説です。
○エッセイに宝塚関連本があるのは、図書館でたまたま見つけたから。
オトミさんの本は、6月に出版されたばかりの本で、著者の北康利さんは、「白洲次郎 占領を背負った男」「吉田茂 ポピュリズムに背を向けて」などの著書で有名な評伝作家(という言葉があるのかわからないけど)です。
出版社もなぜかPHP研究所で、よくあるお手盛り本ではなく、本当に真面目な人物評伝でした。奥様が長年オトミさんのファンだったことから興味を持ち、ご自身もごく最近オトミさんの舞台を観て、ファンになられたそうです。
「たからづか随感」は、「歌劇」の連載(昭和60年~平成3年)をまとめたもの。各界著名人50名の宝塚への思いが綴られていて、読み応えあり。「あ、これ歌劇で読んだ覚えがある!」という記事もあって、懐かしかったです。ファンとしての初心に戻れた気がしました。
○うつ関連本は、以前ご紹介しましたが、「ツレがうつになりまして。」は、夫の教育用?に買いました。マンガなのでサラリと読めるし、様々な症状が紹介されているので、うつ病患者の家族の方向けにいいと思います。
○最後に、ベストセラーの「葬式は要らない」です。著者の島田さんには、あまりいいイメージを持っていなかったのですが、ごくまともな本でした。
「葬式は要らない」ではなく、「これからの葬式の形態は、どんどん簡素化されていくだろう」という内容。なぜお葬式にお金がかかるのか、戒名の仕組み、檀家とは何か…などなど。
自分が親を送らなければならないという方は一読をお奨めします。私も自分の「最後」をどうするか、色々考えることが出来ました。
簡単に…と言いながら、結局また長くなりました。
ご参考になれば幸いです。
ではでは、今夜はこのあたりで。
おやすみなさい。
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