「うつ病」になったことがない方のために。
色々ご心配いただいておりますが、わたしも何とかやっております。元気いっぱいです!と言えないのが少々残念なのですが、焦らずゆっくりと治療していきたいと思っています。
●うつって何?
わたしが、このブログに書いてしまったことで、かえって皆さまにお気を遣わせてしまったようで、心苦しく思っています。
鬱々な日々は、別ブログに書くことにしましたが、うつでない、うつになったことがないという方々のために、わたしの体験を少し書きますね。
うつは「心の風邪」とも言われますが、それは誰にでもなる可能性があるという意味で、もちろん熱が出るわけでも咳が止まらないわけでもありません(笑)。
わたしの体験を分かりやすい言葉で書くと、「気力の充電が切れてしまった」という感じでしょうか。
こういうことって、誰しも経験があると思いますが、この充電切れの状態がずーーっと続いていて(少なくとも2週間以上)、自分ではどうすることもできなくて、反対にどんどん体調&精神状態が悪くなっていく状況を、うつ病というのだと思います。
もちろん、不眠とか食欲不振(あるいは過食)、だるくて起きられない、頭痛などの身体的な症状もあるにはあるのですが、目に見えない症状の方が多いので、自分でもこれがただの落ち込みなのか、うつなのか、本人にはよく分からないというのが実感です。
わたしの場合は、気力喪失の他に、自分が好きだった趣味にもまったく興味が持てなくなってしまったり、ものごとに集中できない、人と会いたくない・話すのが億劫、元気そうに取り繕うのが辛い、ちょっとしたことで傷ついたりイライラしたりする、わけもなく涙が出るなど、様々な症状が表れました。
最終的には、空気のように消えてしまいたいとか、夜寝るときに、このまま永遠に眠っていられたらいいのに…というような、以前の自分だったらありえないような超マイナス思考をするようになってしまい、どう考えてもこれは普通の状態じゃないなと自覚するに至りました。
ただ、自分の中で、うつ病に対して余りいい印象を持っていなかったので、うつ病と診断され、しかも即入院という事態になったのが、かなり不本意でもありました。
うつ病=心の弱い人がなる病気=負け組、みたいな。
これは、わたしの夫も実家の母も同じだったようで、「暁生がうつ病になるはずがない」と、かなり心理的な抵抗があったようです。普段のわたしは、明るくて元気で前向きというのが売り?でしたから(苦笑)。
でも、反面、融通が利かなくて神経質な部分も持ち合わせていたし、見栄っ張りで弱音を吐くのが嫌いなところもありました。見た目明るそうな人でも、心の中は色々ですものね。
どんな人でもうつになる可能性はある…と今では理解していますが、やはりどちらかと言えば、真面目な人の方がなりやすいかもしれませんね。
ちょうど、義理の両親の介護や、人生が後半に入ったことへの焦り、体調不良など、色々ストレスが溜まっていたこともあって、うつになったんじゃないかなと今では思っています。
今は、前にも書きましたが、うつに向き合いつつも、焦らずのんびりと、心と身体を休めることにつとめたいと思っています。
以上、わたしのうつ体験でした。
皆さまも、気づかないうちに無理を重ねないよう、どうぞ自分を大切にしてくださいね。
我慢は禁物。時には、わがままを言いましょう。
疲れたと思ったら休みましょう。
なかなか出来ないことも多いですけれども(苦笑)。
わたしも、比較的元気な日もあれば、ダメダメな日もあり、色々ですが、病気を盾に(笑)「疲れたら休む」を実行するようにしています。
というわけなので、今までどおり気楽にお付き合い頂ければ幸いです♪
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