支配する者。
久しぶりに、テンプレートの画像を変えてみました。
秋バージョンということで…。
トップやメニューページも変えたいんですが、なかなかそこまで手が回りません。別に、そんなに忙しいわけじゃないんです。時間の使い方が下手なだけなんですよね、きっと。
昨日、萩尾望都さんのことを書いていて、夜、ベッドの中でふと思ったこと。彼女の最近の代表作でもある『残酷な神が支配する』と、アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』って、もしかして同じテーマ?
両方とも、母親による子供への支配について描かれています。『春にして…』の方は、夫も含めてですが。
でも、『残酷な神…』の方が、母親の息子への支配なだけに、タイトルどおり残酷度が高い気がします。息子は母親を裏切れないですもんね。
弱さを武器に(無意識のうちに)息子を支配する母親…、そんな母親を守ろうとする息子。けっこうホラーです。父親と娘だと、そこまでホラーにならないような気がしますね。母親と娘は、別の意味でホラーになりそうですが(苦笑)。
アガサ・クリスティーの方は、母親が主人公で、自分を家族思いのいい母親だと信じていたのに、あることをきっかけに、家族を支配していただけだと気づいてしまうというストーリー。ミステリーではありません。
まだ結婚前に読んだのですが、自分に似た部分を感じて衝撃を受けました。ラストがちょっとやりきれなくて、でもそんなものかもしれないと無理矢理納得した覚えがあります。
『残酷な…』は、親から虐待を受けた少年の、魂の崩壊と再生の物語です。かなりヘヴィな話なのに、さすが萩尾望都さん、ぐいぐい引き込まれていきます。ただ読み終わった後、あまりの重さにしばらく立ち直れませんでした(苦笑)。
こういう本を読むと、家族ってなんだろう…と考えさせられます。子供にとっては、自分を守ってくれるものなのか、自分を壊すものなのか…。文学の上でも、人生でも、永遠のテーマかもしれませんね。
秋バージョンということで…。
トップやメニューページも変えたいんですが、なかなかそこまで手が回りません。別に、そんなに忙しいわけじゃないんです。時間の使い方が下手なだけなんですよね、きっと。
昨日、萩尾望都さんのことを書いていて、夜、ベッドの中でふと思ったこと。彼女の最近の代表作でもある『残酷な神が支配する』と、アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』って、もしかして同じテーマ?
両方とも、母親による子供への支配について描かれています。『春にして…』の方は、夫も含めてですが。
でも、『残酷な神…』の方が、母親の息子への支配なだけに、タイトルどおり残酷度が高い気がします。息子は母親を裏切れないですもんね。
弱さを武器に(無意識のうちに)息子を支配する母親…、そんな母親を守ろうとする息子。けっこうホラーです。父親と娘だと、そこまでホラーにならないような気がしますね。母親と娘は、別の意味でホラーになりそうですが(苦笑)。
アガサ・クリスティーの方は、母親が主人公で、自分を家族思いのいい母親だと信じていたのに、あることをきっかけに、家族を支配していただけだと気づいてしまうというストーリー。ミステリーではありません。
まだ結婚前に読んだのですが、自分に似た部分を感じて衝撃を受けました。ラストがちょっとやりきれなくて、でもそんなものかもしれないと無理矢理納得した覚えがあります。
『残酷な…』は、親から虐待を受けた少年の、魂の崩壊と再生の物語です。かなりヘヴィな話なのに、さすが萩尾望都さん、ぐいぐい引き込まれていきます。ただ読み終わった後、あまりの重さにしばらく立ち直れませんでした(苦笑)。
こういう本を読むと、家族ってなんだろう…と考えさせられます。子供にとっては、自分を守ってくれるものなのか、自分を壊すものなのか…。文学の上でも、人生でも、永遠のテーマかもしれませんね。
![]() | 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) (2004/04/16) アガサ・クリスティー 商品詳細を見る |