おいでやす、京都。古都の旅 ≪7≫
(忘れた頃にようやく更新。京の旅の続きです。)
いよいよ二日目の観光のラスト、龍安寺です。
●龍安寺で感動。
さて、老松を出た後、嵐山駅から嵐電に乗り込みます。ちょうど発車間際でグッドタイミング。途中、帷子の辻(かたびらのつじ、と読むらしい。難読駅名!)駅で同じく京福電鉄の北野線に乗り換え、龍安寺駅で下車します。
北に向かっててくてく歩いていくと、見えてきました、龍安寺への参道が。

石碑に「大雲山龍安寺」の文字。

拝観受付を済ませ、参道をしばらく歩いていると右手に大きな池。鏡容池です。遠くに蓮の花が少し咲いているのが見えました。

有名な枯山水の方丈石庭。

この石庭には15個の石が配置されているのですが、どこから見ても14個しか見えないよう設計されているそうです。15という数字は東洋では完全を示す数字だそうですが(十五夜とかね)、「物事は完成した時点から崩壊が始まる」という日本古来からの言い伝えから、わざと14個しか見えないようにしているという説もあるらしいです。(ウィキからの受け売り<笑)
ここは日本人より外国の方が多いくらいでした。英国のエリザベス女王が、来日時にここ龍安寺の見学を希望。石庭を絶賛したため、海外で有名になったそうです。なるほど、だからか~。

今、本堂は屋根の改修工事中のため、静かに鑑賞することができません…との断り書きがあったのですが、それほど音も気になりませんでした。
さて、私たちが拝観受付を通ったのが夕方4時半頃だったのですが、石庭を眺められる間に来てしばらく経つと、音がしなくなりました。時計を見ると5時。今日の作業が終わったのですね~。なんだかとってもついていますね、私たち。
拝観を終えて外に出ると、日もだいぶ傾いています。夕暮れの参道を歩いていたら、ちょっと寄り道したくなるような小道が。そのまま歩いていくと橋があり、鏡容池の中ほどの島に出ました。まあ、ここからの眺めのすばらしく美しいこと。小ぶりな蓮の花が咲き、水面は夕日を反射して輝いています。ああ、極楽浄土だわ~と、はるこさまと感動。幸せなひととき。

山門を出ると、今日の拝観受付は終了していました。私たちの他には、観光客はもうほとんどいません。また参道を歩いて、大きな通りに出ました。ここからは、バスに乗って河原町まで戻ります。少し先のバス停を見ると、なんと、ちょうどバスが来たところ。キャーー乗せて~~!とばかりに年甲斐もなく?猛ダッシュ。乗降客が大勢いたおかげで、無事バスに乗れました。
●アクシデント発生。
さて、ここで暁生にアクシデント発生。京都御所ちかくで道路が渋滞し、止まったり走ったりを繰り返していたため、車に弱い私は、バスに酔ってしまったのです。うう、不覚じゃ。
バスを降りたあと、鴨川の四条大橋のたもと、出雲阿国像の側のベンチで一休み。薬を飲んで風に吹かれているうちに、すっかりよくなりました。
鴨川と言えば、テレ朝のドラマ「京都迷宮案内」で、主演の橋爪功さんがよく河原で石投げをしている風景が目に浮かびます(笑)。ああ、こういうところなのねえと納得(笑)。
さて、渋滞の原因は、何かの祭礼らしきものでした。なんだろう、葵祭りはもう終わったし~とバスの中から見ていたのですが、翌日、ホテルの部屋に届いた京都新聞の一面を見て納得。
●140年ぶり 御苑に勇姿 上御霊神社・神輿巡行
おお、こういうわけだったのですねえ。御苑での神輿巡行が140年ぶりとは。なんか良いところに居合わせちゃったみたいです。それで、あんなに御所のまわりで氏子の皆さんが盛り上がっていたんですね。おめでとうございます~。
すっかり元気になったところで、本日のディナー、イタリアンの「イル・ギオットーネ」に向かいます。
●絶品イタリアン。
さて、四条大橋から、夕風を肌に感じながら、祇園を散策。都をどりで有名な歌舞練場や建仁寺などを案内してもらいました。
とても京都らしい街並みに、すっかりおのぼりさん気分の私。外国人観光客もカメラ片手に歩いています。
昔は置屋さんだったところが、いまはこじゃれたレストランや和食のお店になっていたり、祇園も少しずつ変わっているのでしょうか。
さて、目的のお店は、なかなか見えてきません。「ホントにこんなところにあるの?」と言いながら細い路地を行きます。法観寺の八坂の塔を目の前にして、やっとありました、イル・ギオットーネ。夜だったせいかもしれませんが、本当に「隠れ家」という感じのお店です。うわー、感動!
イル・ギオットーネは、予約をするのが大変な京都でも大人気のリストランテです。昨年の秋にも、はるこさまに予約して頂いたのに、残念ながら行けなかったので、今回こそ!と意気込んでおりました。
お店は、平日の夜にも関わらず、満席。さすが人気店。
コース料理はおまかせのみということで、どんなお料理かしらとドキドキ。京野菜をふんだんに使った独創的なイタリアンということで、お野菜中心かなと思っていたら、魚介類もとっても新鮮でした。ホタルイカとウニのパスタなど、材料はイタリアンのイメージからは遠いのですが、お味はしっかりイタリアンで驚きました。昨日に引き続き、デザートまで完食。ちょっと食べすぎ?(笑)。
さて、お会計を頼むと、「タクシー、お呼びしますか?」とのこと。今日もたくさん歩いて、さすがに疲れたので、お店までタクシーを呼んでもらい、ホテルへ直帰。ううーん、とっても優雅な気分。
夜は、ホテルの部屋で、はるこさまともの創りへの情熱を熱く語り、ついでに毎度のように怪しい妄想で大いに盛り上がりました(笑)。
京都2日目、今日もいい1日でした。
(3日目に続く)
いよいよ二日目の観光のラスト、龍安寺です。
●龍安寺で感動。
さて、老松を出た後、嵐山駅から嵐電に乗り込みます。ちょうど発車間際でグッドタイミング。途中、帷子の辻(かたびらのつじ、と読むらしい。難読駅名!)駅で同じく京福電鉄の北野線に乗り換え、龍安寺駅で下車します。
北に向かっててくてく歩いていくと、見えてきました、龍安寺への参道が。

石碑に「大雲山龍安寺」の文字。

拝観受付を済ませ、参道をしばらく歩いていると右手に大きな池。鏡容池です。遠くに蓮の花が少し咲いているのが見えました。

有名な枯山水の方丈石庭。

この石庭には15個の石が配置されているのですが、どこから見ても14個しか見えないよう設計されているそうです。15という数字は東洋では完全を示す数字だそうですが(十五夜とかね)、「物事は完成した時点から崩壊が始まる」という日本古来からの言い伝えから、わざと14個しか見えないようにしているという説もあるらしいです。(ウィキからの受け売り<笑)
ここは日本人より外国の方が多いくらいでした。英国のエリザベス女王が、来日時にここ龍安寺の見学を希望。石庭を絶賛したため、海外で有名になったそうです。なるほど、だからか~。

今、本堂は屋根の改修工事中のため、静かに鑑賞することができません…との断り書きがあったのですが、それほど音も気になりませんでした。
さて、私たちが拝観受付を通ったのが夕方4時半頃だったのですが、石庭を眺められる間に来てしばらく経つと、音がしなくなりました。時計を見ると5時。今日の作業が終わったのですね~。なんだかとってもついていますね、私たち。
拝観を終えて外に出ると、日もだいぶ傾いています。夕暮れの参道を歩いていたら、ちょっと寄り道したくなるような小道が。そのまま歩いていくと橋があり、鏡容池の中ほどの島に出ました。まあ、ここからの眺めのすばらしく美しいこと。小ぶりな蓮の花が咲き、水面は夕日を反射して輝いています。ああ、極楽浄土だわ~と、はるこさまと感動。幸せなひととき。

山門を出ると、今日の拝観受付は終了していました。私たちの他には、観光客はもうほとんどいません。また参道を歩いて、大きな通りに出ました。ここからは、バスに乗って河原町まで戻ります。少し先のバス停を見ると、なんと、ちょうどバスが来たところ。キャーー乗せて~~!とばかりに年甲斐もなく?猛ダッシュ。乗降客が大勢いたおかげで、無事バスに乗れました。
●アクシデント発生。
さて、ここで暁生にアクシデント発生。京都御所ちかくで道路が渋滞し、止まったり走ったりを繰り返していたため、車に弱い私は、バスに酔ってしまったのです。うう、不覚じゃ。
バスを降りたあと、鴨川の四条大橋のたもと、出雲阿国像の側のベンチで一休み。薬を飲んで風に吹かれているうちに、すっかりよくなりました。
鴨川と言えば、テレ朝のドラマ「京都迷宮案内」で、主演の橋爪功さんがよく河原で石投げをしている風景が目に浮かびます(笑)。ああ、こういうところなのねえと納得(笑)。
さて、渋滞の原因は、何かの祭礼らしきものでした。なんだろう、葵祭りはもう終わったし~とバスの中から見ていたのですが、翌日、ホテルの部屋に届いた京都新聞の一面を見て納得。
●140年ぶり 御苑に勇姿 上御霊神社・神輿巡行
おお、こういうわけだったのですねえ。御苑での神輿巡行が140年ぶりとは。なんか良いところに居合わせちゃったみたいです。それで、あんなに御所のまわりで氏子の皆さんが盛り上がっていたんですね。おめでとうございます~。
すっかり元気になったところで、本日のディナー、イタリアンの「イル・ギオットーネ」に向かいます。
●絶品イタリアン。
さて、四条大橋から、夕風を肌に感じながら、祇園を散策。都をどりで有名な歌舞練場や建仁寺などを案内してもらいました。
とても京都らしい街並みに、すっかりおのぼりさん気分の私。外国人観光客もカメラ片手に歩いています。
昔は置屋さんだったところが、いまはこじゃれたレストランや和食のお店になっていたり、祇園も少しずつ変わっているのでしょうか。
さて、目的のお店は、なかなか見えてきません。「ホントにこんなところにあるの?」と言いながら細い路地を行きます。法観寺の八坂の塔を目の前にして、やっとありました、イル・ギオットーネ。夜だったせいかもしれませんが、本当に「隠れ家」という感じのお店です。うわー、感動!
イル・ギオットーネは、予約をするのが大変な京都でも大人気のリストランテです。昨年の秋にも、はるこさまに予約して頂いたのに、残念ながら行けなかったので、今回こそ!と意気込んでおりました。
お店は、平日の夜にも関わらず、満席。さすが人気店。
コース料理はおまかせのみということで、どんなお料理かしらとドキドキ。京野菜をふんだんに使った独創的なイタリアンということで、お野菜中心かなと思っていたら、魚介類もとっても新鮮でした。ホタルイカとウニのパスタなど、材料はイタリアンのイメージからは遠いのですが、お味はしっかりイタリアンで驚きました。昨日に引き続き、デザートまで完食。ちょっと食べすぎ?(笑)。
さて、お会計を頼むと、「タクシー、お呼びしますか?」とのこと。今日もたくさん歩いて、さすがに疲れたので、お店までタクシーを呼んでもらい、ホテルへ直帰。ううーん、とっても優雅な気分。
夜は、ホテルの部屋で、はるこさまともの創りへの情熱を熱く語り、ついでに毎度のように怪しい妄想で大いに盛り上がりました(笑)。
京都2日目、今日もいい1日でした。
(3日目に続く)
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