東大生の親も大変。
友人の息子Mくんは、うちの不肖の息子と幼稚園から中学まで一緒。高校は別々でしたが、彼女とは気が合うのでずっと仲良くしていました。
Mくんは、茨城でもトップクラスの県立高校に進学したので、「へえ、Mくんて頭が良かったんだあ」とそのとき初めて気づいた次第だったのですが(笑)、昨春みごとに現役で東大に合格し、今はタダヲの実家近くのアパートで一人暮らしをしております。
私は、Mくんが東大に合格したと彼女に聞いたときに「すごーーい!よかったねえ!!」と素直にお祝いしたのですが、どうやらその後色々あったらしいです。まるで潮が引くように、何人かの友人(というか、同学年のお母さん)が去って行ったとか。
中には、「社会に出たらどこの大学かなんて、関係ないわよ」と嫌味っぽく言う人がいたり、「あそこの家、幼稚園の頃から(東大を)狙ってたのよね」と噂されたりしたらしいです。以前と同じ言動をしていても「何よ、子どもが東大に入ったからってお高くとまって」と陰口を言われるとか。
私は彼女をMくんの幼稚園時代から知っていますが、彼女は本当に普通のお母さんで、全然教育ママじゃなかったんです。何と大学受験のときでさえ、塾に行ってなかったし(それはそれである意味すごい)。だから、Mくんがそんな賢い子だなんて全然知らなかったくらいです(ごめんよMくん<笑)。
「別に私が東大に入ったわけじゃないし、息子が頑張っただけなのに、なんであれこれ言われるのかしら」と彼女は嘆いておりました。色々言う人は、ネタミ・ソネミ・ヒガミのネガ姉妹に取り付かれているんでしょう。
やっぱり、東大ブランドってすごいんですね。私は別の意味で東大生についてアレコレ知りたい人なのですが(脳味噌腐っているので<殴)、息子が東大に入って鼻高々とはなかなか行かないようです。
「嫌な思いもしたけど、誰が本当の友だちか分かって、そういう意味では良かったかも」と彼女は振り返っておりました。これから先もずっと、息子=東大ということが彼女について回ると思いますが、やっかみ半分の色眼鏡で見る人なんて無視して、元気に頑張ってもらいたいです。
それにつけても驚くのは、まわりのお母さんたちの教育ママぶり。私は、あまりよそのお子さんの進学先には興味ないのですが、みんなよく知っているんですよ~。特に今の時期はその話題で持ちきり。
私や友人たちは、もちろん子どもの愚痴なども言い合いますが、どちらかというと趣味の話や自分がこれからどうしていきたいかなどの話(お店を持ちたいとか、資格を取りたいとか)が多いんですよね。なのでたまに元PTAっぽい集まりに出ると、違和感ありまくりで居心地が悪いです。
でも、私たちみたいな親のほうが、少数派なんだろうな。
子どもと自分は別の人格なのにね。
ただひとつ思うこと。
塾にも行かず、小学校から大学までずっと公立で通したMくんは、ホントに親孝行です。それだけは、心底友人が羨ましい私でした(爆)。
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