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「麦の海に沈む果実」

皆さま、こんばんは。

久しぶりに雨が降っています。午前中は晴れていたんですけれど、風が強く、お天気が変わるのかな~と思っていたら、案の定午後から降り始めました。久しぶりのお湿りなので、畑や草木にはちょうどいいでしょうね。夜の雨音、嫌いじゃないです。

●恩田陸を読む。

お友だちのはるこさまが、ただいま恩田陸作品にはまっていらして、お話を伺ったら、とても面白そうだったので、私も読んでみました。

おすすめは?と聞いたら、まずは「麦の海に沈む果実」とのこと。さっそく手に入れて、昨夜、読了いたしました。

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
(2004/01)
恩田 陸

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面白かったです~!!
けっこう厚い文庫(解説を入れて500ページ、手持ちのカバーが出来なかった<苦笑)だったのですが、独特の物語世界にすっかり引き込まれてしまいました。

途中までは、余裕で?楽しみながら読んでいたのですが、半分を過ぎたあたりからどんどん加速して、先を知りたいけれどもったいなくて読むのが惜しい…というジレンマに悩まされつつ(笑)、ラストまで一気に読み終えました。

私は、国文科出身のくせして、現代の日本の小説ってあまり読まないのですが(汗)、塩野七生さん以来、久しぶりに他の作品も読みたいと思う作家さんに出会いましたよ~。

はるこさまに、萩尾望都が好きなら是非と勧められたこの小説。ホント、萩尾望都的世界ですね~。「11月のギムナジウム」とか「トーマの心臓」、ちょっと「バルバラ異界」っぽい感じもして。

北の湿原地帯にぽつんと建っている全寮制の学校が舞台のミステリーなのですが、読み進むうちに、萩尾さんの他にも、大島弓子さんや森川久美さんの作品に共通するものを感じました。好きだなあ、こういう世界。

「レベッカ」や「嵐が丘」、クリスティのマープル物で「復讐の女神」「バートラム・ホテルにて」「スリーピング・マーダー」なんかを思い出しました。

今見えている現実に感じる違和感。奇妙なほどの静けさと、突然の喧騒。目に見えない者の影に怯え、いつのまにか支配されてゆく怖さ。嘘だらけの世界。そして、覚醒。

登場人物も魅力的で、少女マンガチック。特に学園の校長先生、惚れました(はあと)。私もお茶会に呼ばれたい…(笑)。

マンガも大好きだけれど、小説は、その物語世界を頭の中で想像できるところがいいですね。ラストは、想像通りだった部分と意外だった部分が半々。好き嫌いが分かれそうな結末だけれど、余韻を残していて、私は好きだなー。主人公のその後の人生も知りたいし、それ以前ももっと知りたいと思いました。

いわゆる「24年組」と呼ばれる作家さんファンの方なら、楽しめること請け合いな作品です。今は、「麦の海に沈む果実」の導入的作品(?)「三月は紅の淵を」を読んでいます。その次は、同じ人物が登場する「黄昏の百合の骨」を読む予定。もうタイトルからして、私好み…(笑)。

恩田さんと言えば、「夜のピクニック」「六番目の小夜子」の作者…という程度の知識しかなかったのですが、こういう作風の方だったとは。

素敵な本との出合いは、人生を豊かにしますね。
知らない世界を知るのは、本当に楽しいです。


●…というわけで。

またもや、妄想特急が爆走しております(爆)。

小説やマンガを読むと、すぐキャラにはまってしまう私。今回のお気に入りは、校長先生。ビジュアルを勝手に吉永公使(誰?)に脳内変換してました。

ドラマ化するなら、是非岩城京介さんで!(だから誰?<爆)

でもって、宝塚で上演するなら、是非轟さんで!(別の意味でぴったり配役?)

聖はミズ先輩で、黎二はまとぶん、ヨハンはあさこちゃんというオールスターキャストもいいなあ。おっと主役の理瀬は桂ちゃんでお願い。麗子は壮ちゃんで。

私の場合、「妄想の海に沈む真実」「4月は深き煩悩の淵を」というところでしょうか(苦笑)。
春の(妄想)読書週間、しばらく続きそうです。木の芽時だから?(笑)



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