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インチキくさいホントの話。

皆さま、こんばんは。
いつもなら夕食準備真っ最中の時間に、PCに向かっている暁生です。

というのも、今夜は夫のタダヲがいらないからです。
おっと、いらないのはタダヲではなく、タダヲの夕食でした(笑)。
これで今夜の夕飯は手抜きに決定。

で、なぜ今夜彼がいないかというと。

…数日前のこと。

「27日は夕飯いらないからね」
「送別会か何か?」
「いや、マジックに招待されてるから」
「は?マジック?」
「手品だよ」
「…なんだ手品」

ご招待と聞いてちょっと盛り上がったものの、手品と知って勝手にテンションの下がった私。どうやら、会社を定年退職する先輩が、「お世話になったから」と夫&部下数名をマジックショー?に招待してくれたらしいです。

マジック=手品と言われて、私の頭の中に浮かんだのは、ちびまるこちゃんのオープニングテーマに流れる「いんちきおじさん登場~♪」というあのいかにもインチキ臭いおじさん。

きっと、ちょっといかがわしげなショーパブみたいなところ(行ったことないけど)で、お酒でも飲みつつ観るような感じなのかなと勝手に想像。ニューハーフショーっかっての!

で、昨日の息子との会話。

「明日、お父さんいないけれど、夕飯何にする?」
(なるべく簡単なメニュー(カレーとか)がいいなあという期待を込めて)

「えーなんで?飲み会?」
「マジック観るんだって」
「え?マジック?」
「手品」
「ああ…」
(ほとんど、私と同じ反応なのに笑えた。さすが親子)

「どうしてまた」
「なんか、会社の人の招待らしいよ。おっかしいよね、手品ショーに招待なんて」
(勝手にショーパブに決めている)

「いや、もしかしたら、すごい大物かもしれないよ」
「え~?まさか、ミスター・マリックとか?」
「そうそう」
「マジック革命セロ!とか?」
「そうそう」
「江原啓之とか?」
「それは違うだろ?」
「じゃあ、お父さんが帰ったら聞いてみるわ♪」
「俺、セロだったら、オヤジをトイレに縛り付けてでも、自分が行くな。いや、マリックだっていい。“今日はご招待ありがとうございます”って、オヤジのふりしてさあ」

「マリックだって」っていうのは、ちょっと彼に失礼じゃないか。というより、なぜ「縛り付ける」?正しくは「閉じ込める」だろ!「縛り付ける」なら便器だろ?と最近の若者(息子限定)の日本語能力の低下を憂えつつ、じりじりと夫の帰りを待つこと数時間。

「ただいまあ」
「あー、おかえり!ねえ、明日のマジックショーって、どこでやるの?」
「ええ?何でまた?」
「どこか(歌舞伎町あたり)のショーパブじゃないの?」
「いや、違ったような…。けっこう高いチケットだったよ」

チケット?チケットがあるってことは、かなり大物だよね。

「まさか、マリックとかセロじゃないでしょうね!」
「ちょっと待って」

自分の部屋からチケットを持って来るタダヲ。

「これだけど」

タダヲが見せてくれたチケットに書いてあったのは、
「マジック革命セロ JAPAN TOUR TheXperienceII 東京凱旋公演」
場所は、東京国際フォーラムCホール。

「おお、本当にセロじゃん、いいなあ」
「は、ははは…」

マジック→手品→いんちきおじさん→ショーパブでお酒飲みながら観るいんちきおじさんのショー…というしょぼい発想しかできない我が身に、もはや乾いた笑いしか出ない私。

「タダヲさん、オペラやバレエじゃなくてなくてよかったね」
「うん」(きっぱり)
「おかーさん、宝塚だったら自分が行きたかったんでしょ?」
「まあね」

そして、国際フォーラムCホールが結構大きいホールだったのを思い出し、夫に愛用のオペラグラスを持たせた私でした。なんていい妻なんでしょう。


というわけで(前置き長すぎだ)、
今夜の夕飯は息子の希望で宅配ピザになりました。らくちん♪

さて、節約できた時間は、イラスト描きに使いましょう。くれぐれも、ネットショッピングなどで、また余計な出費をしないよう心せねば。


ではでは、皆さまごきげんよう~♪

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