指輪を投げ入れるその日まで。
今日は、病院へ行くのに、駅まで友人の送迎つきでした。「いいのいいの、どうせ暇してるんだし」と笑う彼女ですが、さりげない思いやりに本当に感謝してもしきれません。
夜は、息子が遅くなるというので、彼女と外で食事をしました。友人も、数年前にお父様を看取り、その後、ご主人ががんで1ヶ月入院&手術という経験をしているので、私の気持ちがよく分かると言っていました。こういう時に、親身になってくれる友人がいて、私は本当に幸せです。息子へのおかずの差し入れまでもらって帰宅(笑)。
夫の病気は大変だけれど、人の情けをしみじみ感じることが出来て、そういう意味ではいい経験をしていると思います。今日は、なんだか心がほかほかと温まるような、幸せな気持ちでいっぱいです。
夫は、少しずつですが、回復しています。先日、うさぎの国のはるこさまより、「ついに滅びの山の火口に指輪を投げ入れた」旨のご報告をいただいたのですが(笑)、私はやっとモルドールを抜けて、滅びの山の麓まで来たかな~という感じ。でも、頼もしい“旅の仲間”たちに助けてもらいながら、何とか火口までたどりつけるように頑張ります。
これを乗り越えたら、またひとつ自信に繋がると思うし、近い将来のことも見えてくると思います。シビアな経験は、誰だってあまりしたくないとは思いますが、必ず通らなければならない道だし、どうせなら上手く切り抜けていきたいですものね。
うーーん、父が亡くなった時や、自分ががんになった時にも思ったのですが、私って、窮地に追い込まれると妙に冷静になって、急に頭が早く回転しだすようです。動揺したり、泣いたりということがあまりないんですよね。ちょっと可愛げはないんですけれど(笑)。「しっかりしなくちゃ!」と思うからかしら?本当は泣きたかったり誰かに頼りたくても、「そんなこと言ってる場合じゃない」と自分を叱咤激励するタイプなのかもしれません。
さて、明日は父のお墓参り&病院です。天国の父に、「まだ迎えに来ないでね♪」と、しっかり頼んで来ようと思います(笑)。
どうも、最近湿っぽい話題ばかりですみません。早く楽しい話が書けるようになればいいのですが、もうしばらくお待ちくださいね。
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