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「ブロードウェイ・ガラ・コンサート2008」 その2

  • CATEGORY宝塚歌劇
  • PUBLISHED ON2008/ 04/ 17/ 13:39
  • COMMENT2
さて、遅くなりましたが、4月12日(土)に行ってまいりました「ブロードウェイ・ガラ・コンサート2008」の詳細を…。

主催(企画・制作)はフジテレビジョン。協賛がヤナセ。後援が産経新聞。2005年に始まり、今年で4回目です。豪華キャストもさることながら、特徴的なのは収益の一部が次代のミュージカルスターを目指す若者を支援するために使われるということ。コンサートの中で、選考を勝ち抜いて来たメンバーによる公開オーディションが行われ、優勝者には、本場ブロードウェイで1ヶ月レッスンが受けられるという権利が与えられます。

出演者は、大浦みずき・石井一孝・今陽子・今井清隆・島田歌穂・岡幸二郎・純名りさ・岸田聡志・新妻聖子・小西遼生・マルシア・山崎育三郎(敬称略)のみなさん。岸田さんは、昔は「智史」というお名前でしたが、字を変えられたのですね。「ミス・サイゴン」で初代クリス役をなさいました。小西さんと山崎さんは新進の俳優さんで、お二人とも「レ・ミゼ」でマリウスを演じておられます。また岡さんは、12日のみの出演ということで、観られた私は幸運でした。

≪プログラム≫

第一部

(オープニング)
1.ニューヨーク・ニューヨーク(ニューヨーク・ニューヨーク) ALL CAST

(ここ数年ハリウッドで映画化されたミュージカルより)
2.グッド・モーニング・ボルチモア(ヘア・スプレー) 今陽子
3.ワン・ナイト・オンリー(ドリーム・ガールズ) マルシア
4.アイ・アム・チェンジング(ドリーム・ガールズ) 島田歌穂
5.シーズンズ・オブ・ラヴ(レント) 石井一孝
6.オール・ザット・ジャズ(シカゴ) 大浦みずき

(ミュージカルの名曲シリーズ)
7.君住む街角(マイ・フェア・レディ) 山崎育三郎
8.マリア(ウエストサイド・ストーリー) 岡幸二郎
9.トゥナイト(ウエストサイド・ストーリー) 純名りさ/小西遼生
10.愛していれば分かり合える(モーツアルト!) 
                    島田歌穂/山崎育三郎
11.ラスト・ナイト・オブ・ザ・ワールド(ミス・サイゴン) 
                      岸田敏志/新妻聖子
12.リトゥン・イン・ザ・スターズ(アイーダ) 今井清隆/マルシア

13.ワン・デイ・モア(レ・ミゼラブル) ALL CAST

第二部

(フジテレビが制作したミュージカルより)
14.ラヴ・トゥ・ミー(ライト イン ザ ピアッツァ) 小西遼生
15.ライト イン ザ ピアッツァ(ライト イン ザ ピアッツァ) 新妻聖子
16.泣かないで(ボーイ・フロム・オズ) 今陽子
17.サムタイムス(ブルックリン) 石井一孝

(持ち歌シリーズ)
18.スターズ(レ・ミゼラブル) 岡幸二郎
19.サウンド・オブ・ミュージック(サウンド・オブ・ミュージック) 純名りさ
20.サンライズ・サンセット(屋根の上のヴァイオリン弾き) 岸田敏志
21.ありのままの私(ラ・カージュ・オ・フォール) 大浦みずき
22.ミュージック・オブ・ザ・ナイト(オペラ座の怪人) 今井清隆
23.サム・ピープル(ジプシー) 島田歌穂

(フィナーレ)
24.ショーほど素敵な商売はない(アニーよ銃を取れ) ALL CAST


まさに名曲・名歌手ばかりで、本当に聴き応えがありました。
では、個人的な感想を。

オープニングは全員で、「ニューヨーク・ニューヨーク」を華やかに。司会の笠井アナもマイクを手にノリノリで歌っておりました。(実は口パクだったそうです。笑)もうこの時点で、豪華なメンバーに期待でわくわく。笠井さんが、「実は本日が私の誕生日で」とおっしゃると、その場で全員から「HAPPY BIRTHDAY TO YOU♪」のプレゼント!笠井さん、大感激しておりました。そりゃあ、これだけのメンバーから歌のプレゼントじゃね~、羨ましい限りです♪


トップ・バッターは今陽子さん。とても表情が豊かでチャーミング。私世代には「恋の季節」(古っ!笑)の印象が強いのですが、エンターテイーナーという言葉がぴったりの方ですね。たぶん生の歌を聴いたのは初めてかなと思うのですが、素敵でした。「泣かないで」は、メリサ・マンチェスターが歌っているCDを持っているので、とても懐かしかったです。

マルシアさんは、パワーでは今陽子さんに負けますが、いい意味で色気とバタ臭さがありますので、ミュージカルにはぴったりですね。これからますます楽しみな方です。

島田歌穂さん、大御所と言っても失礼じゃないでしょうか?(笑)素晴らしいのひとことです。一瞬で聴衆のハートを鷲づかみにする歌唱はさすが。「ワン・デイ・モア」で久々にエポニーヌのパートを歌われたのですが、40代とは思えないほど、恋する少女の切なさに満ちていて秀逸でした。トークでは、チャーミングでユーモア溢れたお人柄が垣間見えて、ますますファンになりました。

こういうベテラン勢に囲まれると、新妻聖子さんは本当にプリンセス(笑)。声も美しくて爽やかな魅力に満ち溢れていました。実力は数々の舞台で実証済みなので、今の年齢でしか出来ないヒロイン役をどんどん演じていただきたいです。帝劇「ミス・サイゴン」のキムが楽しみ。

石井一孝さん。今井さんや岡さんに比べると現代的な声というか、ご本人がロックがお好きというのがよく分かります。「レント」の「シーズンズ・オブ・ラヴ」がとても良かったです。今度は、石井さんのバルジャンも観てみたいと思いました。

岸田敏志さん。私の世代には、「きみの朝」のシンガーソングライター・岸田智史さんとしての方が有名かも。私は「ミス・サイゴン」のCDで岸田さんの声は聴きなれていましたが、あれから15年経たにも関わらず、あの高音域ばかりの難しい歌を難なくこなされていて(そう聴こえた)、驚きました。「サンライズ・サンセット」は年齢を経た今だからこそ…という味わいがとても良かったです。(今井さんでも聴きたい…<本音、笑)

新進の小西遼生さんと山崎育三郎さん。小西さんは、すらりと背が高くて素敵な方ですね。若い女性に人気がありそうです。純名さんと「トゥナイト」を歌われましたが、まさにトニー役者という感じ。対する山崎さんは実力派。昨年デビューということですが、「君住む街角」は、新人離れしていて驚きました。ミュージカル独特の表現力に長けている方という印象。最近の新人の方は本当にレベルが高くて驚きます。これからがとても楽しみ。

そして、我が宝塚OGの大浦みずきさんと純名りささん。ナツメさん、「オール・ザット・ジャズ」はパンツスーツで得意のダンスも交え、素敵でした。「ありのままの私」はゲイの男性の歌なのですが、これがとても素晴らしかったです。ナツメさんってこんなに歌上手かったっけ?なんて失礼なことを思ってしまいました。私より少しお姉さんのナツメさん。私もこんな風に、年を重ねるごとに素敵になりたいと感じました。樹里ちゃんの同期・ジュンちゃんも、もうベテランと言っていいキャリアの持ち主ですが、「トゥナイト」を自然に歌えるヒロインキャラはすごいです。「サウンド・オブ・ミュージック」を聴いて、ジュンちゃんのマリアを観てみたいと思いました。ぴったりだと思うのですが。

最後は私の大好きな今井清隆さんと岡幸二郎さんについて。

まずは、岡さん。
「マリア」は、高音が美しい岡さんにぴったりの歌ですね。最近は渋い役が多い岡さんですが、こういうプリンス・ソングもいいな~と聞きほれました。そして、今や持ち歌とも言える「スターズ」。これを歌っている時の表情が、もうまんまジャベールでした。うーーん、素晴らしい。舞台が目に浮かぶようでした。岡さんの声って「朗々と」という言葉がぴったりのように思います。張りのある美しい歌声はとても魅力的。12日のみの出演ということでしたので、観られて本当にラッキーでした。

唯一残念だったのが、先日も書きましたが、「ワン・デイ・モア」で、アンジョルラスのパートじゃなかったことでしょうか。私にとっては岡さんが永遠のアンジョルラスなので、他のどなたのアンジョルラスを観ても心からは満足できないんです。それぐらい岡幸二郎=アンジョルラスだったので…。今は年齢的にジャベールの方が合っているとは思うのですが(もちろんジャベールも素晴らしい♪)、ついつい夢見てしまいます。トークもとても楽しくて、サービス精神旺盛な方なんだなとお見受けいたしました。

そしてトリは、暁生MyLoveの今井清隆さん。
私は、今井さんの声がとても好きなんです。艶やかなバリトン、豊かな声量、パワフルでいながら繊細な表現力。本当に二枚目声だなあと思います。で、歌声だけかと思っていたら、普段話すときの声も歌う声と同じで、ものすごい美声なんですね、トークを聞いてびっくりしました。人は見かけによら…あわわ(それでもファンか!殴)。そういえば、ディズニー映画の吹き替えを担当されていましたっけ。

今井さんのすごいなと思うところは、声量があってパワフルな歌声の方にありがちな「大味さ」がないということです。彼のオハコとも言われる「彼を帰して」(レ・ミゼ)もそうですが、最後の一音まで決して手を抜かないというか、音が揺れることなく正確な音程で、ボリュームを絞るように、細く長く消えるようにフェイドアウトしていくのです。パワフルでいながら繊細。こういう歌い方ができる人ってなかなかいないと、いつも感じます。今回も「リトゥン・イン・ザ・スターズ」でパワフルで張りのあるバリトンを、「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」では繊細で艶やかな歌声を聴かせてくださいました。

そして、サプライズは「ワン・デイ・モア」のジャベールのパート。様々な役が次々に歌に加わり、最後に大コーラスになって終わるという曲ですが、ジャベールのパートってよく聴いていないとコーラスにかき消されてしまうんですよね。でも、今井さんがジャベールパートを歌い始めたとたん、主役がジャベールになっていました(笑)。すごい、すごすぎる…。そういえば、今井さんがまだ駆け出しの役者だったころ(東宝現代劇)、演出家に「主役声なので脇で使いにくい」と言われ、ずいぶんと悩んだそうです。(顔は主役向きじゃないのか…という突っ込みはさておき<爆)うーーん、美声の人にも悩みがあるんですね。

さて、肝心の?次世代ミュージカルスターオーディション最終審査ですが、第二部のはじめに行われました。さすが、激戦を勝ち抜いていらした方ばかり、どの方もお上手で応援したくなりました。この中から、未来のスターが生まれるのかも…と思うと、ちょっと感動。優勝した方はもちろんですが、今回残念だった方も頑張っていただきたいです。

余談ですが、司会の笠井さんのことを少し。
先にも書きましたが、自ら「宝塚とミュージカルが大好きな」と自己紹介された笠井アナ。さすがフジTVを代表するアナウンサーのお一人だけあって、素晴らしい司会進行ぶりでした。なかでも、岡幸二郎さんとの掛け合いは最高。

岡さんの次の舞台「ルドルフ」についての話題がでたのですが、岡さんが「ほら、宝塚でやった「うたかたの恋」のルドルフですよ」というと、笠井さんが「ああ、シメさんの…」と答え、岡さんが「そうそう、紫苑ゆうさん」と受けるという二人の宝塚ツウぶり。しかも、笠井さん「ルドルフと言えば、やはり「エリザベート」ですよね」と、突然「ルドールフ、ルドールフ♪」と歌いながら、黒天使の動きをするというオタクっぷり(笑)。

普通、ルドルフと言えば「闇が広がる」と来そうなのに、なぜに黒天使…。しかも、岡さんまで一緒に踊ると言う念の入れよう(笑)。場内大爆笑でした。岡さん、笠井さん、好きだ…。(そういえば、岡さんも笠井さんも、以前1000days劇場でお見かけしたことがありました<笑)

長々と書いてしまいましたが、本当に楽しいコンサートでした。今年は、宝塚だけでなく、ミュージカルもたくさん観たいなと思いながら、劇場を後にしました。

読んでくださった皆様、ありがとうございました。



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2 Comments

れい  

内容の濃いコンサート

 暁生さま、曲目はどれもいいし内容の充実したコンサートでしたね。私も聴きに行けばよかった。司会者がミュージカルに明るい方であることも、コンサート成功の鍵を握ると思います。その点笠井アナは、その出没を時々東宝劇場で目撃されているので、今回の企画にぴったりの方でしたね。公演日数が少なくて残念でした。

 来月は岡さんが出演する「ルドルフ」を見ます。今から楽しみです。

2008/04/19 (Sat) 00:05 | EDIT | REPLY |   

暁生@オーナー  

れいさま♪

コメントありがとうございます♪
ミュージカル好きのれいさまだったら、きっととても楽しめたコンサートだったと思います。
ミュージカル「ルドルフ」、岡さんは「ちょっと悪役」「やっていてすごく楽しい役。亜門さんの演出は、演じていて日々刺激を受けるし、勉強になる」とおっしゃっていました。楽しんでいらしてくださいね。
笠井さん、ほとんど全ての歌を知ってていて(しかも歌っていた<笑)舞台もずいぶんご覧になっていらっしゃるご様子でした。キャストの皆さんとも気心知れた感じで、私よりも数倍ミュージカル通とお見受けしました。司会者の力量は大きいですね。トークが楽しかったのは、ひとえに笠井さんのおかげです。

私も、来年も観にいきたいと思っております。れいさまも、機会がございましたら、是非!

2008/04/19 (Sat) 07:20 | EDIT | REPLY |   

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