マユツバ健康食品。
こんばんは、今日の茨城は穏やかなお天気でしたが、明日からはまた崩れる模様。ちょっと心配です。
さて、昨年来、バタバタ忙しい日々が続いている私。そんな私を心配した友人が、「これ効くわよ~」と、とある健康食品をプレゼントしてくれました。商品名はひかえますが、500mlのペットボトルに入った飲み物で、色は付いていますが無味無臭。30mlほどを適量の水などで薄めて飲むらしいですが、原液をそのまま飲んでもいいそうです。
友人いわく、「風邪の引きかけはこれで治る」「疲れた時もこれで一発」「胃が痛いときにも効く」「疲労が酷いときは原液を飲むと効くの」などどいいことづくめだそう。ちょっと胡散臭いと思いましたが、彼女が大真面目で言うので、ありがたく2本頂きました。箱を見ると値段が書いてあって、定価がなんと1本4500円!
こんなに高いものなら効くのかしら?原材料を見てとりあえず毒ではなさそうだし…と思い飲んでみましたが、変化なし。お腹も壊さなかったけれど、疲れが取れたわけでもなく、胃が痛いときに飲んでみましたが、全然効果なし。
いったいどういう会社?と思い、ネットで調べてみると、立派なホームページがありました。私が友人からもらった飲み物がメインの商品で、説明を読むといかにも身体によさそう。代表者はお医者さんらしい。経歴も立派(っぽい)。でも、その写真のお顔がめっちゃ胡散臭いんです(苦笑)。いえ、顔で判断しちゃいけないというのは分かりますが、その顔を見た瞬間、「怪しい…」と感じました。
で、その商品名であちこち検索してみました。すると、ニセ科学(=科学であるかのように装ってはいるが、実は科学とはよべないもの)に対して警鐘を鳴らしている科学者のサイトがいくつかヒットしたので読んでみると、どうやらやはりマユツバものだったらしい…。他にも色々なニセ科学が載っていてとても興味深かったです。
友人は、その怪しげな飲料のほかにも色々な健康グッズにはまっています。彼女が借りている無農薬栽培の家庭菜園仲間に紹介されているらしいのですが、私から見るとどれも胡散臭いものばかり。まあ、本人は「効く」と断言しているので、私が何か言うのも余計なお世話と思うのですが、最近はやや宗教じみてきていて、ダウジングなるもので病気を発見するなどという話をするので、ちょっと心配。私もその集まりに誘われるのですが、丁重にお断りしました(苦笑)。そんなもので病気が発見できたら、健康診断なんて必要ありませんよね(笑)。
実は、昨年末にがんで亡くなった友人も、手術を受けた後、一切の化学療法を拒否して、とある民間療法を実践していたのですが、1年後に再発し、結局亡くなってしまいました。手術そのものは成功だったそうなので、普通にホルモン療法や抗がん剤治療を受けていたら、もしかしたら再発を防げたかもしれないなどと考えると、安易に民間療法に頼るのはどうかと思ったりします。最後に決めるのは本人ですから、他人が口出しすることじゃないんですけれど…。
そんなことを考えると、ニセ科学の罪って重いと感じます。こちらが素人なのをいいことに、効果が科学的に証明されているように見せかけて、高い商品を売りつけたり、間違った情報を吹き込むのですから。自分で勝手に信じる分にはまだいいですが、それを布教されたりしたら、たまりません。しかも、善意からの行動なので、余計に困ります(苦笑)。
私もどちらかというと素直だし(ホント)、なんでもすぐ鵜呑みにしてしまう方なので、物事を多面的に見ることや、情報を検証してみるということを忘れないようにしたいです。まだ1本残っている怪しい健康飲料は、とりあえずそのまま置いておくことにします(苦笑)。
●「ニセ科学」に興味のある方はこちらへ
「菊池誠の物理ページ」
ニセ科学関連文書というコンテンツがあります。阪大の先生ですが、この方のサイトが一番分かりやすかったです。
●もうひとつ、これ知っていましたか?
「水からの伝言」を信じないでください」
私もTVでこの本が紹介されたのをみたときに、「ええ?」と思ったのですが、その違和感はどうやら間違っていなかった模様です。
さて、昨年来、バタバタ忙しい日々が続いている私。そんな私を心配した友人が、「これ効くわよ~」と、とある健康食品をプレゼントしてくれました。商品名はひかえますが、500mlのペットボトルに入った飲み物で、色は付いていますが無味無臭。30mlほどを適量の水などで薄めて飲むらしいですが、原液をそのまま飲んでもいいそうです。
友人いわく、「風邪の引きかけはこれで治る」「疲れた時もこれで一発」「胃が痛いときにも効く」「疲労が酷いときは原液を飲むと効くの」などどいいことづくめだそう。ちょっと胡散臭いと思いましたが、彼女が大真面目で言うので、ありがたく2本頂きました。箱を見ると値段が書いてあって、定価がなんと1本4500円!
こんなに高いものなら効くのかしら?原材料を見てとりあえず毒ではなさそうだし…と思い飲んでみましたが、変化なし。お腹も壊さなかったけれど、疲れが取れたわけでもなく、胃が痛いときに飲んでみましたが、全然効果なし。
いったいどういう会社?と思い、ネットで調べてみると、立派なホームページがありました。私が友人からもらった飲み物がメインの商品で、説明を読むといかにも身体によさそう。代表者はお医者さんらしい。経歴も立派(っぽい)。でも、その写真のお顔がめっちゃ胡散臭いんです(苦笑)。いえ、顔で判断しちゃいけないというのは分かりますが、その顔を見た瞬間、「怪しい…」と感じました。
で、その商品名であちこち検索してみました。すると、ニセ科学(=科学であるかのように装ってはいるが、実は科学とはよべないもの)に対して警鐘を鳴らしている科学者のサイトがいくつかヒットしたので読んでみると、どうやらやはりマユツバものだったらしい…。他にも色々なニセ科学が載っていてとても興味深かったです。
友人は、その怪しげな飲料のほかにも色々な健康グッズにはまっています。彼女が借りている無農薬栽培の家庭菜園仲間に紹介されているらしいのですが、私から見るとどれも胡散臭いものばかり。まあ、本人は「効く」と断言しているので、私が何か言うのも余計なお世話と思うのですが、最近はやや宗教じみてきていて、ダウジングなるもので病気を発見するなどという話をするので、ちょっと心配。私もその集まりに誘われるのですが、丁重にお断りしました(苦笑)。そんなもので病気が発見できたら、健康診断なんて必要ありませんよね(笑)。
実は、昨年末にがんで亡くなった友人も、手術を受けた後、一切の化学療法を拒否して、とある民間療法を実践していたのですが、1年後に再発し、結局亡くなってしまいました。手術そのものは成功だったそうなので、普通にホルモン療法や抗がん剤治療を受けていたら、もしかしたら再発を防げたかもしれないなどと考えると、安易に民間療法に頼るのはどうかと思ったりします。最後に決めるのは本人ですから、他人が口出しすることじゃないんですけれど…。
そんなことを考えると、ニセ科学の罪って重いと感じます。こちらが素人なのをいいことに、効果が科学的に証明されているように見せかけて、高い商品を売りつけたり、間違った情報を吹き込むのですから。自分で勝手に信じる分にはまだいいですが、それを布教されたりしたら、たまりません。しかも、善意からの行動なので、余計に困ります(苦笑)。
私もどちらかというと素直だし(ホント)、なんでもすぐ鵜呑みにしてしまう方なので、物事を多面的に見ることや、情報を検証してみるということを忘れないようにしたいです。まだ1本残っている怪しい健康飲料は、とりあえずそのまま置いておくことにします(苦笑)。
●「ニセ科学」に興味のある方はこちらへ
「菊池誠の物理ページ」
ニセ科学関連文書というコンテンツがあります。阪大の先生ですが、この方のサイトが一番分かりやすかったです。
●もうひとつ、これ知っていましたか?
「水からの伝言」を信じないでください」
私もTVでこの本が紹介されたのをみたときに、「ええ?」と思ったのですが、その違和感はどうやら間違っていなかった模様です。
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