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月組『THE LAST PARTY フィッツジェラルド最後の一日』

  • CATEGORY宝塚歌劇
  • PUBLISHED ON2018/ 06/ 15/ 22:00
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今日は、雨模様の中、昨日初日を迎えた「THE LAST PARTY」を観に、
日本青年館に行ってきました。
東京での上演が先ということで、関西からおみえになったファンも多い感じの客席でした。

私は初演は観ていないので、軽くあらすじを読んでいったのみでしたが、
………思ってたよりずっと面白かった!(←失礼)。

しかも、生演奏ですよ。すごい。

デビュー作がベストセラーになり、一夜にして時代の寵児となって名声とお金を手にしたスコット。
美しく派手好きな妻。毎晩のように繰り広げられる派手なパーティー、乱痴気騒ぎ、そして挫折。

精神を病んだ妻の療養費と娘の学費のため、
お金になる短編を書き続け、健康と才能をすり減らす日々。
それでも文学を愛し、真の作家でありたいともがく姿に胸を打たれました。

若くして成功し、華やかな生活をしながらも、
作家としては、真面目で努力の人だったということが、
生まれながらの天才・ヘミングウェイとの対比で描かれ、興味深かったです。

「どんな人の人生にも、若さや夢が永遠に続くことはありません。
 しかし、その中でもがき続けた先に、
 人は、真に強く美しい何かを得られるのではないかと思います」
                (プログラムより、植田景子先生の言葉)

色々と考えさせられる作品でした。

れいこちゃんは、ほぼ出ずっぱりの大熱演。
美しいのはもちろんですが、歌も安定しているし
膨大な台詞もはっきりと聞き取りやすく、見ていてストレスなし。
背中で語る姿も、板についています。
繊細な演技でフィッツジェラルドの人生の光と影を巧みに演じ、心を揺さぶられました。
良い役にあたったなあと思います。
苦悩するれいこちゃん、ステキでした(ファン目線、笑)。

妻のゼルダ役のくらげちゃん。
精神を病んでからのゼルダは、透き通るような透明な感じで
華やかだった時代よりも美しく感じるほど。さすが演技巧者ですね。

専科のまりんちゃんのマックス(編集者でスコットの生涯の友)もよかった。
ありちゃんのヘミングウェイは、ちょっとイメージ違うけど(笑)、
天才肌で野性的な雰囲気をうまく出していました。

脇も上級生がきっちり締め、若手も芝居心抜群で
17人という少ない人数とは思えないほど重厚な舞台を作り上げていました。
フィナーレもついて、ちょっとお得な気分。
れいこちゃんのすごいリフトが観られました♪

今日は、初演でスコットを演じたタニちゃん(大和悠河さん)、
マックスを演じたまりえさん(美郷真也さん)がご観劇でした。

タニちゃん、私の斜め前くらいのお席だったのですが、
れいこちゃんに向かって手を振っていました(笑)。

今日は、お天気も悪くて、ちょっと足取りが重かったのですが、
いい舞台を観た心地よい興奮で、軽やかな気分で帰宅しました。
楽しかった!


↓パンフの裏表紙のれいこちゃんと、お土産に頂いた京橋「桃六」のどら焼き(笑)。

2018_06_08.jpg

帰宅して夕飯を食べながら、昨日の「捜査一課長」の録画を見ていたら
板木管理官役のうめちゃんが登場していました。
うめちゃんって、タニちゃんの相手役だったんだなーと、
ちょっと感慨深いものを感じました(笑)。













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