「本来の自分」に戻ったらしい
私が、ひとりで飛行機に乗ってきたことに、本当に驚かれていました。
自分では、出来なかったこともできるようになって、
もう、それが当たり前みたいな気持ちでいたのですが、
ほんの数年前までは、パニック発作や、うつの辛い症状に苦しんでいたんだなと
あらためて思い出しました。
自分でも、病気だったことを忘れるくらい元気になって、
完治とはいえないけれど(パニック障害に完治はないそうです)
寛解という状態になったのが、本当に夢みたいです。
昔の関連記事を、ちょっと読み直したら、あまりの暗さに
「よくこんな暗い内容を、ブログに書いていたな~(汗)」と
恥ずかしさ200%だったのですが、
当時はわからなかったことが、今ではとってもよく分かります。
通院していた心療内科の先生に、
「どういう状態になれば、治ったと自分で分かるんですか?」と聞いた時、
「本来の自分に戻ったと感じたときです」と言われたのですが、
当時は、そんなの分かるわけないじゃない!と思ったものです。
でも、今ならわかります。
あの時の自分は普通の状態じゃなかったし、病気だったけれど、
今は、本来の自分にもどったと。
今の私は、自分という入れもの(?)に、しっくりと収まっているんです。
分かり辛い比喩で、すみません。
もちろん、生きていれば色々しんどいことはありますが、
今の私は、毎日が楽しいし、とても幸せです。
元気に日々を過ごせていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
この先、どのくらい生きられるかはわかりませんが
生きているうちは、やりたいことをやって、
後悔のないように過ごしたいと思っています。
過去記事を読んで、はっとした主治医の一言、
「うつで辛い思いをした人の方が、治ってから人生を何倍も楽しめるようになりますよ」
この言葉は、本当だなと思いました。
今の自分が、まさしくそうだから。
パニック障害とそれから派生したうつ病(正確に言えば、双極性障害ii型)当時、
出来るようになりたいと思っていたことは色々ありますが、
今は、たいていのことが出来ます。
電車や美容院や歯医者さんも大丈夫ですし、劇場での一人観劇もOK。
真っ暗な部屋で眠ることもできるようになりました。
特に、もっとも苦手だった飛行機にひとりで乗れたのは、うれしかったです。
暴露療法を受けなければならないほど怖かったのが、嘘みたいに平気でした。
残すところMRI検査くらいかなと思いますが、これは機会がないと(苦笑)。
でも、今度何かで検査することがあれば、逃げずに挑戦してみようと思います。
今、うつで苦しんでいる方も多くいらっしゃると思います。
自分がそのまっただ中にいると、辛くて苦しくて、
私も「このまま塵になって消えてしまいたい」と思ったりしていました。
でも、長い時間はかかりましたが、こんなに元気になりました。
なので、今、パニック障害やうつの方も、希望を捨てないでほしいと願っています。

パニック障害やうつ関係の過去記事、
暗い内容なので読まれる方が不快かもと、削除しようと思ったのですが、
自分の通ってきた道なので、残すことにしました。
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