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「普通」の魅力

毎日、寒い日が続いています。
ここ茨城県南地域は、連日、最低気温が氷点下。
それでも、早朝ウォーキング終了後は、身体がポカポカ温まって汗ばむくらいです。
この季節の早起きはちょっとキツいけど、歩いた後はいい気分。


さて、ドラマを観て以来、
今野敏作品の「安積班」シリーズを着々と読んでいる私ですが、
読んでいてびっくりなことがありました。

安積係長って、団塊の世代だった!
今、初期(1980年代)の作品を読んでいるので、そういう時代だったんだなーと。
今なら、もう70歳間近ですよね。

でも、最近の作品でも45歳のままなので、「永遠の33歳」浅見光彦と同じなんですね(笑)。
ドラマ版ハンチョウは、蔵さまに合わせたのか42歳になっていますけど。

ってことは、ムラチョウ還暦か…(汗)。
いやいや村雨さんも永遠の36歳でお願いします♪
でも、原作ムラチョウは、36歳にしてはちょっと渋すぎる気がしますが(笑)。

あと、安積班シリーズの舞台って「東京湾臨海署」(ベイエリア分署)なんですが、
(途中、ちょっとだけ安積班ごと神南署に異動しています)
あの有名ドラマ「踊る」シリーズの「湾岸署」より、10年も前に始まってるんですね。
今野先生すみません。ドラマが先だと思ってました(汗)。

このシリーズって、作品を読んでいくうちに、
登場人物にとても親しみを感じてしまいます。
舞台は警察署だし、殺伐とした事件が起きるのに、どうしてでしょう。

もしかしたら、刑事ものにありがちな「変人」や「天才」が登場せず、
安積係長を筆頭に、普通の刑事たちだからかもしれません。
(ドラマでは、みんなカッコいいけど<笑)
普通の刑事が、コツコツと地道な捜査で事件を解決するというのが
このシリーズの特徴なんですね。

なので、事件が無事解決すると、
「皆さんホントにお疲れ様でした」という気分になります(笑)。
「今日ぐらいはゆっくり休んでくださいね」って言いたくなる。

がんばってる普通の人たちの魅力と、
読んでいて、ちょっぴり元気が出てくるような、ささやかなラストの幸福感。
これが人気の秘密なのかもしれません。


↓最近読んだ分。

2017_12_17.jpg

「最前線」は近作だけど、後は初期の作品。









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