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「エル・アルコン」考。

  • CATEGORY宝塚歌劇
  • PUBLISHED ON2008/ 01/ 24/ 22:52
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皆さま、こんばんは。

先週に引き続き、星組公演を観劇してまいりました。
またまた今日も、とうこティリアンにノックアウト。家に帰ってからバスタブにつかりながら、思わず原作を読み直してしまいました。ティリアン、やっぱり素敵…。

原作を読むと、ティリアンの生き方ってある意味純粋で憧れてしまうのですが、舞台ではそのあたりが描ききれていないのがちょっと残念。自分の野望のためになら平気で人を陥れるし、敵や裏切り者には容赦ないけれど、心を許した相手にはけっこう優しいところもあるんだけれど。

ジェラード・ペルーも、原作ではティリアンと同じくらい食わせ者なのに、舞台ではちょっと気の毒な人みたいですもんね。あの脚本では、原作読んでいない人は、共感しづらいかもしれません。

などなど、突っ込みどころは多いけれど、やっぱり楽しんでしまいました。欲を言えば、あまりに展開が速すぎて、ゆっくりカタルシスを味わう暇がないというところでしょうか。三重唱なんてホント素晴らしいし、ティリアンがスペインに亡命するシーンなどはなかなか上手くできていて「うきゃ~、ティリアン、カッコイイ!」なんて心の中で叫んでいるんですが(笑)。(お出迎えのスペイン艦隊がキンキラキンなところがツボ<笑)

やっぱり、自分の好きなキャラクターが動いてしゃべってっていうのは、うれしいものですね。願わくば、もう少しニコラスの出番が多いと良かったのですが…(無理<笑)。原作の読者って、ニコラスに感情移入してティリアンに憧れるところがあるように思うので。

ティリアンって、宇宙を征服するという野望を持って突き進む「銀英伝」の主人公・ラインハルトにちょっと似ているように感じます。でも、ラインハルトが人を陥れる時に正当な理由をつけたがるのに対して、ティリアンは自分が悪人で反逆者だと認めていて、その潔さで、やっぱりティリアンの方が魅力的かな。

舞台の感想は、また明日にでも掲示板に書こうと思います。舞台を観て、ティリアンにイマイチ感情移入できないという方は、是非原作を読んでみてください。それでも駄目なら、たぶん私とは違う星の人ということなので、あきらめますが(苦笑)。

うーん、もう1回公演を観るか、それともDVDを買うか、どちらにしろ、私の中の「エル・アルコン」祭りは、もうしばらく続きそうです(笑)。ワケアリの黒髪に弱い女・暁生でした(笑)。

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