「バカの壁」その4…(笑)
いよいよ佳境に入った「バカの壁」シリーズ(か、佳境?)
何となく本の本筋からは、だんだん逸脱してしまっているような気も
しないではないですが…。
(っていうか、最初から外れてないか?養老先生ごめんなさい。)
で、今日は「果たして私はバカか?」というお話です。
なんか、ミもフタもないタイトルですみません…(苦笑)
まず、自分で「私ってバカだなあ~」と思う時はどのような時かについて、
検証してみました。(検証ってほどでもないけど)
1.職場で新しいシステムが導入され、その説明を1回聞いても理解できない時。
しかも、話している相手は当然わかるでしょ?という顔をしている時。
2.買い物した時のお釣りや、食事を何人かで割り勘したときの計算が
なかなか出来ない時。
3.他人から嫌味を言われた時に、上手い言葉で切り返せないとき。
家に帰ってから「ああ、あの時こう言ってやれば良かったのに!!」と
歯ぎしりして悔しく思うとき(爆)
4.PTAの運営委員会などで、回りの委員の人たちが、立て板に水と言う感じで
とうとうと自説を述べる時。
5.人の話を聞いたり読んだりして、自分のものの見方や考え方の浅はかさを実感する時。
うーーん、こうして書いてみると、やっぱり頭悪いかも…とか思いますね。
ゆっくり噛み砕いて考えればわかることでも、パッとわからない。
回転が鈍いんです。カルシウム不足でしょうか?(関係ない?爆)
昨日も夫との不毛な会話について書きましたが、私の夫は根っからの理系人間です。
国語や社会、暗記ものは苦手だったと本人は言っております。
そう言えば、独身時代に何通か貰った手紙(ラブレターね♪)を読んだ時、
赤ペンで添削してやろうかと思ったことも幾度となくあります(爆)
それなのに、仕事で書いた原稿などを読むとすごく真っ当なんです。
不思議です……。脳の使う部分が違うのかと思うのですが。
でもって、数学と理科系の学科は異常なほど得意(特に物理)なので、
私はその手の話題では、いつも言い負かされて悔しい思いをしております。
私は数学と物理が大の苦手で、唯一「幾何」と言われる分野だけが好きだったのですが、
(数字より形のあるものの方が好き…爆)
公式を覚えるのも苦手なら、それを応用したりも全然駄目でした。
夫にそれを言うと「公式など覚える必要はない。自分で導き出せばいいから」
と言われました。
はあ??? もーー、全然わからない…。
計算のやり方も違いました。
例えば、300円のケーキを3人で食べた場合、会計は今のところまだ消費税は別で、
945円になります。
それを割り勘にすると、一人315円まではすぐに計算できるのです。
この場合、私の頭の中の計算方法はこうです。
300円+(45円÷3人)=315円
で、そのときに誰かが500円を出したとします。
その場合、私のお釣りの計算方法は、500円-315円という計算なわけですが
頭の中では
1.500円-300円=200円
2.100円-15円=85円
3.100+85円=185円
の3段階の計算をするわけです。
つまり、500円からまずケーキ代を引き、残りの200円を100円ずつに分け
消費税分を引いてから100円を足すという考え方です(分かりますか?)
まるで小学校1年生並みの計算方法です(かなりバカかも…笑)
でも、夫は私と全然違う計算方法でした。
200円-15円=185円 だと言うのです。
この場合、ケーキ代が315円だという時点で、お釣りは200円を切っているのだから
200円から、消費税分だけを引けばいいという考え方です。
3段階方式の計算をする私より、この方が早いのは当たり前で、
私は「おおおお!そうだったのか!」と目からうろこでした(私だけ?笑)
夫が言うには、コンピューターの計算方法は、だいたい私と同じだということです。
但し、最近は夫のような計算方法をするような方向に流れつつあるとか…。
(並列とか何とか説明されたけど、よく分からなかった…苦笑)
でも、そんな彼も、先に書いたように漢字が苦手。息子もそうです。
私は、完全なる文系人間で、漢字を覚えるのはそう苦になりません。
(忘れるのも早いですが…)
で、自分の子供の勉強を見ていて気づいた事があります。
うちの息子は漢字を覚えるのに、いわゆる丸覚えをしようとするのです。
例えば「象」という漢字を覚えたとします。
その後に「像」という字が出てきたときに、
普通は「人(にんべん)」+「象」で覚えるものですが
まったく別の漢字として、覚えようとするのです。
でもって、「象」を覚えた時の「ぞう・しょう」という読み方も、
「像」で応用できないので、また新たに覚えなければなりません。
漢字の読み方は、大体「つくり」で決まることもわからないので、応用がききません。
漢字の成り立ちや「へん」や「つくり」の意味もわからないので、
字そのものの持つ意味も当然わかりません。
なので「現象」も「象徴」も「画像」も、
彼にとっては読めないし分からない意味不明な熟語なのです。
これでは、あれだけ膨大な漢字や熟語を覚えられるわけもなく、
彼が四苦八苦するのも当然です。
(っていうか、普通気づかないのだろうか??苦笑)
夫にこの話をすると、彼も同じようなことを言いました。
なので「ええ?だってあんな難しいことをたくさん知っているのに、
どうして漢字がわからないの?」と聞いたら
「興味ないから」と一刀両断…(爆)
うーーん、またもやここで立ちはだかる「バカの壁」。
こんなこともありました。
偏差値が高いことでも有名な、某ミッション系お嬢様大学英文科出身の友人が
私にこんなことを聞きました。
「ねえ、暁生さん、オーストリアって何語を話すの?」
「え?ドイツ語でしょ」
「へえ?私、オーストリア語を話すのかと思ってたわ。
暁生さんって頭がいいのね~」(大真面目)
確か彼女は大学の卒業旅行でヨーロッパを旅行したはず…。
プラド美術館やルーブルの話を聞いたことがあるし…。
オーストリアには行かなかったのかも知れないけど、私が頭がいいのではなく、
オーストリアはドイツ語、これって常識……ですよね?(言わなかったけど…)
だって、オーストリアとドイツは隣同士の国だし、
エリザベートはドイツ(というか、バイエルン王国)からお嫁に行ったわけだし、
姑のゾフィーだってバイエルン出身だし(伯母さんだものね)
ルートヴィヒは、エリザベートとはいとこ同士でバイエルンの国王だし…。
確かにプロイセンのビスマルクによるドイツ統一などもあって、
両国は戦争もしたりで仲はあまりよくなかったみたいだけど、
それだって親戚の内輪もめみたいなものじゃないかと思うのですが…(違うか…)
ドイツ連邦から締め出されたから、オーストリアは頭に来て
うっかりハンガリーに手を出して(笑)
オーストリア・ハンガリー二重帝国を作ったんじゃなかったっけ??(うろ覚え)
なんて、世界史を思い出しつつ書いてみましたが、うーーん。
超有名大学の英文科卒でもそういう事を知らない人がいるのか~とびっくりでした。
(しかも、付属からのエスカレーター式じゃなくて、大学受験をしている人なのに)
一応、友人の名誉のために書き添えますが、普段の彼女はすごく真っ当で賢い人なのです。
ちなみに、私は日本史で受験したので、世界史はさほど得意ではありません。
単に好きなだけで…。(でも日本史はすっかり忘れてます…そんなものですかね)
っていうか、これって宝塚ファンだけの常識なのかなあ…。
というわけで、人間やっぱり得意なことと不得意なことがあって、
というか向き不向き、または、興味の方向とでもいうのでしょうか、
努力でカバーできるものもあるけれど、
どうしてもそれ以上は駄目なこともあるのだなあとまたまた実感したのでした。
で、「私はバカか?」ということですが、
「バカでもあるし、そうでもない」という感じ?
やはり不向きなことや苦手な事は駄目だし、好きなことや興味のあることは得意。
ただ、頭の回転が遅いんだなあとは思います。
あと、物事への洞察力が浅くて同じ側面からしか見られない…というような
柔軟性に欠ける部分も、自分で感じます。
こういうことって、死ぬまで治らないのかしら…?
はあ、私も一生に一回くらいは、
気の効いた皮肉でもかまして(爆)嫌味な相手をやりこめてみたいものです。
気持ちいいだろうなあ…(苦笑)
でも、どうもそれは無理そうなので、こんな戯言を延々と並べているのでしょう。
長々とお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
でも、まだまだこの話、続きそうな予感…。
(だって、リベンジしたいもん…)
2004/03/27 (SAT)
何となく本の本筋からは、だんだん逸脱してしまっているような気も
しないではないですが…。
(っていうか、最初から外れてないか?養老先生ごめんなさい。)
で、今日は「果たして私はバカか?」というお話です。
なんか、ミもフタもないタイトルですみません…(苦笑)
まず、自分で「私ってバカだなあ~」と思う時はどのような時かについて、
検証してみました。(検証ってほどでもないけど)
1.職場で新しいシステムが導入され、その説明を1回聞いても理解できない時。
しかも、話している相手は当然わかるでしょ?という顔をしている時。
2.買い物した時のお釣りや、食事を何人かで割り勘したときの計算が
なかなか出来ない時。
3.他人から嫌味を言われた時に、上手い言葉で切り返せないとき。
家に帰ってから「ああ、あの時こう言ってやれば良かったのに!!」と
歯ぎしりして悔しく思うとき(爆)
4.PTAの運営委員会などで、回りの委員の人たちが、立て板に水と言う感じで
とうとうと自説を述べる時。
5.人の話を聞いたり読んだりして、自分のものの見方や考え方の浅はかさを実感する時。
うーーん、こうして書いてみると、やっぱり頭悪いかも…とか思いますね。
ゆっくり噛み砕いて考えればわかることでも、パッとわからない。
回転が鈍いんです。カルシウム不足でしょうか?(関係ない?爆)
昨日も夫との不毛な会話について書きましたが、私の夫は根っからの理系人間です。
国語や社会、暗記ものは苦手だったと本人は言っております。
そう言えば、独身時代に何通か貰った手紙(ラブレターね♪)を読んだ時、
赤ペンで添削してやろうかと思ったことも幾度となくあります(爆)
それなのに、仕事で書いた原稿などを読むとすごく真っ当なんです。
不思議です……。脳の使う部分が違うのかと思うのですが。
でもって、数学と理科系の学科は異常なほど得意(特に物理)なので、
私はその手の話題では、いつも言い負かされて悔しい思いをしております。
私は数学と物理が大の苦手で、唯一「幾何」と言われる分野だけが好きだったのですが、
(数字より形のあるものの方が好き…爆)
公式を覚えるのも苦手なら、それを応用したりも全然駄目でした。
夫にそれを言うと「公式など覚える必要はない。自分で導き出せばいいから」
と言われました。
はあ??? もーー、全然わからない…。
計算のやり方も違いました。
例えば、300円のケーキを3人で食べた場合、会計は今のところまだ消費税は別で、
945円になります。
それを割り勘にすると、一人315円まではすぐに計算できるのです。
この場合、私の頭の中の計算方法はこうです。
300円+(45円÷3人)=315円
で、そのときに誰かが500円を出したとします。
その場合、私のお釣りの計算方法は、500円-315円という計算なわけですが
頭の中では
1.500円-300円=200円
2.100円-15円=85円
3.100+85円=185円
の3段階の計算をするわけです。
つまり、500円からまずケーキ代を引き、残りの200円を100円ずつに分け
消費税分を引いてから100円を足すという考え方です(分かりますか?)
まるで小学校1年生並みの計算方法です(かなりバカかも…笑)
でも、夫は私と全然違う計算方法でした。
200円-15円=185円 だと言うのです。
この場合、ケーキ代が315円だという時点で、お釣りは200円を切っているのだから
200円から、消費税分だけを引けばいいという考え方です。
3段階方式の計算をする私より、この方が早いのは当たり前で、
私は「おおおお!そうだったのか!」と目からうろこでした(私だけ?笑)
夫が言うには、コンピューターの計算方法は、だいたい私と同じだということです。
但し、最近は夫のような計算方法をするような方向に流れつつあるとか…。
(並列とか何とか説明されたけど、よく分からなかった…苦笑)
でも、そんな彼も、先に書いたように漢字が苦手。息子もそうです。
私は、完全なる文系人間で、漢字を覚えるのはそう苦になりません。
(忘れるのも早いですが…)
で、自分の子供の勉強を見ていて気づいた事があります。
うちの息子は漢字を覚えるのに、いわゆる丸覚えをしようとするのです。
例えば「象」という漢字を覚えたとします。
その後に「像」という字が出てきたときに、
普通は「人(にんべん)」+「象」で覚えるものですが
まったく別の漢字として、覚えようとするのです。
でもって、「象」を覚えた時の「ぞう・しょう」という読み方も、
「像」で応用できないので、また新たに覚えなければなりません。
漢字の読み方は、大体「つくり」で決まることもわからないので、応用がききません。
漢字の成り立ちや「へん」や「つくり」の意味もわからないので、
字そのものの持つ意味も当然わかりません。
なので「現象」も「象徴」も「画像」も、
彼にとっては読めないし分からない意味不明な熟語なのです。
これでは、あれだけ膨大な漢字や熟語を覚えられるわけもなく、
彼が四苦八苦するのも当然です。
(っていうか、普通気づかないのだろうか??苦笑)
夫にこの話をすると、彼も同じようなことを言いました。
なので「ええ?だってあんな難しいことをたくさん知っているのに、
どうして漢字がわからないの?」と聞いたら
「興味ないから」と一刀両断…(爆)
うーーん、またもやここで立ちはだかる「バカの壁」。
こんなこともありました。
偏差値が高いことでも有名な、某ミッション系お嬢様大学英文科出身の友人が
私にこんなことを聞きました。
「ねえ、暁生さん、オーストリアって何語を話すの?」
「え?ドイツ語でしょ」
「へえ?私、オーストリア語を話すのかと思ってたわ。
暁生さんって頭がいいのね~」(大真面目)
確か彼女は大学の卒業旅行でヨーロッパを旅行したはず…。
プラド美術館やルーブルの話を聞いたことがあるし…。
オーストリアには行かなかったのかも知れないけど、私が頭がいいのではなく、
オーストリアはドイツ語、これって常識……ですよね?(言わなかったけど…)
だって、オーストリアとドイツは隣同士の国だし、
エリザベートはドイツ(というか、バイエルン王国)からお嫁に行ったわけだし、
姑のゾフィーだってバイエルン出身だし(伯母さんだものね)
ルートヴィヒは、エリザベートとはいとこ同士でバイエルンの国王だし…。
確かにプロイセンのビスマルクによるドイツ統一などもあって、
両国は戦争もしたりで仲はあまりよくなかったみたいだけど、
それだって親戚の内輪もめみたいなものじゃないかと思うのですが…(違うか…)
ドイツ連邦から締め出されたから、オーストリアは頭に来て
うっかりハンガリーに手を出して(笑)
オーストリア・ハンガリー二重帝国を作ったんじゃなかったっけ??(うろ覚え)
なんて、世界史を思い出しつつ書いてみましたが、うーーん。
超有名大学の英文科卒でもそういう事を知らない人がいるのか~とびっくりでした。
(しかも、付属からのエスカレーター式じゃなくて、大学受験をしている人なのに)
一応、友人の名誉のために書き添えますが、普段の彼女はすごく真っ当で賢い人なのです。
ちなみに、私は日本史で受験したので、世界史はさほど得意ではありません。
単に好きなだけで…。(でも日本史はすっかり忘れてます…そんなものですかね)
っていうか、これって宝塚ファンだけの常識なのかなあ…。
というわけで、人間やっぱり得意なことと不得意なことがあって、
というか向き不向き、または、興味の方向とでもいうのでしょうか、
努力でカバーできるものもあるけれど、
どうしてもそれ以上は駄目なこともあるのだなあとまたまた実感したのでした。
で、「私はバカか?」ということですが、
「バカでもあるし、そうでもない」という感じ?
やはり不向きなことや苦手な事は駄目だし、好きなことや興味のあることは得意。
ただ、頭の回転が遅いんだなあとは思います。
あと、物事への洞察力が浅くて同じ側面からしか見られない…というような
柔軟性に欠ける部分も、自分で感じます。
こういうことって、死ぬまで治らないのかしら…?
はあ、私も一生に一回くらいは、
気の効いた皮肉でもかまして(爆)嫌味な相手をやりこめてみたいものです。
気持ちいいだろうなあ…(苦笑)
でも、どうもそれは無理そうなので、こんな戯言を延々と並べているのでしょう。
長々とお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
でも、まだまだこの話、続きそうな予感…。
(だって、リベンジしたいもん…)
2004/03/27 (SAT)
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