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パニック障害、その後


私が自分のPD(パニック障害)についてのコンテンツをUPしてからというもの
とても大きな反響がありました。

はっきり言って、今までイラストをUPしたときより、ずっと多くのメールを頂き
本当に驚いています(ちょっと複雑…苦笑)

もちろん、励ましのメールが殆どなのですが、中には「自分もそうかも」という
ご心配のメールもありました。
私はお医者様ではないので、その点についてはなんとも言えませんし、
本当に、心配だったり疑わしいと思ったら、迷わず専門医の受診をお勧めします。

話を聞いてもらえるだけでもすっきりしますし、病気じゃないとわかれば心も晴れます。
もし、運悪く病気だと診断されたら、治療すればいいのですから…。

ただ、PDに関して、まだ誤解があるようですので、書き加えさせて頂きますと、
「パニック障害」を「パニック症候群」と勘違いされている方が多いようです。
「パニック症候群」という病気はありません。

また、自分の性格のせいで、PDになってしまうのでは…と心配される方も
多いようですが、パニック障害は現在のところ下記のように考えられています。

 『脳の機能に関係している神経伝達物質の分泌異常や、
  それを受け取る受容体の機能異常によるものと考えられています。
 (中略)最近の心理学ブームが影響してか、患者さんの中にはトラウマ(心の傷)や、
  自分の性格に原因があって、パニック障害を起こしているのではないか、
  あるいは過去の特定の体験が影響しているのではないかと
  心配する人も少なくありません。
  しかしパニック障害の原因をこうしたいわゆる「心因性」のものと
  考えないほうがよいと思います』
     竹内龍雄(帝京大学医学部教授)監修
     『突然、胸がドキドキして息ができない パニック障害 』より抜粋

なので心身症や、PTSD(心的外傷ストレス障害)などとは、
まったく別の病気と考えていいと思います。
どちらにしろ、こういう内科的な疾患が表に現れない病気に罹ると
「私自身の性格に問題があるのでは?」と考えがちですが、そんなことはありません。
たまたま、歩いていたら石につまづいて転んでしまった…と考えて、 
あまり思いつめないようにしましょうね。

そんなわけで、私も薬の副作用で異常に眠かったりするのですが、
そんな時はなるべく無理せず、ゆっくり過ごすようにしています。
まあ、多少掃除が行き届かなくても、死ぬ事はないし…(言い訳かも~笑)

ご心配頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
これからも明るく過ごして行きたいと思います。
時々は、PDネタも更新するかもしれません(笑)
完治目指して、のんびりやっていこうと思っています。

2004/03/12 (FRI)


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