「二都物語」 続き
「二都物語」、今日は瀬奈じゅん以外のキャストについて。
□ルーシー・マネット(桜乃彩音)マネットの娘
昨年初舞台を踏んだ研2の娘役さん。
オーソドックスな美しさを持っている人だと思う。
ただ、演技はまだまだまだ……。
シドニーが酔っ払って、ルーシーに心情を訴える場面などで、
ほとばしるようなシドニーの感情を受け止めきれずに、
口先だけで慰めを言っている印象だった。
もう少し情感が出せるようになるといいと思う。
歌も頑張ってね。でも声はいいです。
□チャールズ・ダーネイ(彩吹真央)本名:シャルル・エブレモンド
誠実で真面目なフランスの侯爵家の後継ぎを好演。
この人は何をやっても手堅い感じで、安心して観ていられるが、
こじんまりとまとまってしまうきらいがあるので、
もう一つ殻を破ったらますます良くなると思うんだけれど…。
でも、歌は相変わらずうまい!
□ドファージュ(矢吹翔)
元マネット家の使用人で、今は酒場の主人。
よく通る声と緩急自在な演技は、さすが…という感じだった。
ちょっとヤクザな風情は、酒場の主人にぴったり。
チャールズへの好意と、エブレモンド家の人間への憎悪の間で揺れ動く心情を好演。
□ジャービス・ロリー(立ともみ)銀行家
なかなか社交家でやり手の銀行家ぶりだった。
先だっての「野風」の伊達政宗よりも、私はこちらの方が好きだ。
□アレクサンドル・マネット(未沙のえる)医師・ルーシーの父
この人にしては珍しく、お笑いのないシリアスな役どころで物語の鍵を握る重要人物。
特に二幕、自分が10年前にバスティーユに投獄されていたときに書いた
訴状のせいで、チャールズに死刑判決がおりるくだりの演技には心を打たれた。
□エブレモンド公爵夫人(梨花ますみ)チャールズの叔母
ちょっとポリニャック夫人を思い出してしまった…(笑)
冷酷で鼻持ちならない貴族の嫌味女を上手く演じていた。
たった一場面だけれど、すごいインパクトは、さすが。
□ジョン・バーサッド(真丘奈央)密偵
この人もまたなかなか上手い役者さんだ。
ちょっとゆうひ(大空)に似ているかも…。
ラストシーンで、チャールズの振りをして刑場に向かうシドニーを
民衆の一人が「くたばれエブレモンド!」と罵倒するのをいさめる場面、
ぐっと来ました。
□ジェームズ・ストライパー(悠真 倫)シドニーの同僚。
うーーん、悪くはないけれど、ちょっとはしゃぎすぎ?(笑)
声が高いのかな?
キャラ作りはいいと思うんだけれど、もう少し頭よさそうな方が…
だって一応弁護士だし(笑)
まあ、主なキャストはこんな印象だったが、
全体的に言えるのは、上手な人と下手な人の差が大きすぎること。
これは、下級生が多いバウ作品では仕方のない事なのかもしれないけれど
ちはるさんなんて、市民たちの中で上手すぎて浮いていたかも…(笑)
うーーん、脇が上手かったら、もっともっといい作品だと思うので
ちょっと残念。
やはり舞台はアンサンブルが大切だから…。
あと、ソロを取らせるのは歌える人にして欲しい(苦笑)
ちょっと辛かったぞ~~。
下級生のみなさん、もっと歌のレッスンをしましょう!
でもまあ、総合的に観てかなり満足度の高い舞台だった。
やっぱり、シドニーが瀬奈じゅんだったからかな(笑)
(結局ファンモード)
2003/10/28 (TUE)
□ルーシー・マネット(桜乃彩音)マネットの娘
昨年初舞台を踏んだ研2の娘役さん。
オーソドックスな美しさを持っている人だと思う。
ただ、演技はまだまだまだ……。
シドニーが酔っ払って、ルーシーに心情を訴える場面などで、
ほとばしるようなシドニーの感情を受け止めきれずに、
口先だけで慰めを言っている印象だった。
もう少し情感が出せるようになるといいと思う。
歌も頑張ってね。でも声はいいです。
□チャールズ・ダーネイ(彩吹真央)本名:シャルル・エブレモンド
誠実で真面目なフランスの侯爵家の後継ぎを好演。
この人は何をやっても手堅い感じで、安心して観ていられるが、
こじんまりとまとまってしまうきらいがあるので、
もう一つ殻を破ったらますます良くなると思うんだけれど…。
でも、歌は相変わらずうまい!
□ドファージュ(矢吹翔)
元マネット家の使用人で、今は酒場の主人。
よく通る声と緩急自在な演技は、さすが…という感じだった。
ちょっとヤクザな風情は、酒場の主人にぴったり。
チャールズへの好意と、エブレモンド家の人間への憎悪の間で揺れ動く心情を好演。
□ジャービス・ロリー(立ともみ)銀行家
なかなか社交家でやり手の銀行家ぶりだった。
先だっての「野風」の伊達政宗よりも、私はこちらの方が好きだ。
□アレクサンドル・マネット(未沙のえる)医師・ルーシーの父
この人にしては珍しく、お笑いのないシリアスな役どころで物語の鍵を握る重要人物。
特に二幕、自分が10年前にバスティーユに投獄されていたときに書いた
訴状のせいで、チャールズに死刑判決がおりるくだりの演技には心を打たれた。
□エブレモンド公爵夫人(梨花ますみ)チャールズの叔母
ちょっとポリニャック夫人を思い出してしまった…(笑)
冷酷で鼻持ちならない貴族の嫌味女を上手く演じていた。
たった一場面だけれど、すごいインパクトは、さすが。
□ジョン・バーサッド(真丘奈央)密偵
この人もまたなかなか上手い役者さんだ。
ちょっとゆうひ(大空)に似ているかも…。
ラストシーンで、チャールズの振りをして刑場に向かうシドニーを
民衆の一人が「くたばれエブレモンド!」と罵倒するのをいさめる場面、
ぐっと来ました。
□ジェームズ・ストライパー(悠真 倫)シドニーの同僚。
うーーん、悪くはないけれど、ちょっとはしゃぎすぎ?(笑)
声が高いのかな?
キャラ作りはいいと思うんだけれど、もう少し頭よさそうな方が…
だって一応弁護士だし(笑)
まあ、主なキャストはこんな印象だったが、
全体的に言えるのは、上手な人と下手な人の差が大きすぎること。
これは、下級生が多いバウ作品では仕方のない事なのかもしれないけれど
ちはるさんなんて、市民たちの中で上手すぎて浮いていたかも…(笑)
うーーん、脇が上手かったら、もっともっといい作品だと思うので
ちょっと残念。
やはり舞台はアンサンブルが大切だから…。
あと、ソロを取らせるのは歌える人にして欲しい(苦笑)
ちょっと辛かったぞ~~。
下級生のみなさん、もっと歌のレッスンをしましょう!
でもまあ、総合的に観てかなり満足度の高い舞台だった。
やっぱり、シドニーが瀬奈じゅんだったからかな(笑)
(結局ファンモード)
2003/10/28 (TUE)