花組雑感・その2 「男役・瀬奈じゅんの魅力」
■前回は端折った「瀬奈じゅんの魅力」についてちょっと語っちゃおうかな…の巻■
先週に引き続き、花組公演を観てきた。
しかも、何と今日は友人の強運のおこぼれで、4列の通路側という超良席!
幕が上がる前から、うひひ…と怪しい笑みが漏れる。
お隣は、宝塚はまだ初心者風の品の良いおばさま。
何だか私に話し掛けたくてうずうずしている様子…。
案の定、私が「雨に唄えば」本を見ていたら
「そういう本はどこに売っているんですか?」と話し掛けてきた。
親切な私は、キャトル・レーヴのことを教えてあげた。
でも、実は知らない人に話し掛けられるのって超苦手…。
だから、もし私を劇場で見かけても、そっとしておいて欲しい。
くれぐれも「暁生さーーーん!」とか言わないでね。
(って、会ったことないのに分かるわけないじゃん…)
そんなこんなで芝居の幕が上がった。
今回も忠輝キャラは私にはよくわからなかった。
が、とどちゃんが楽しそうだからまあいいか…と突っ込みたい気持ちを押さえ、流す事にした。
プロローグは美しい瀬奈くんの若衆姿を観ることに専念。
いやあ、ホントに綺麗!!
こんなに若衆姿が似合う人だったなんて、嬉しい誤算だった。
もしかしたら、スカーレットの時より美形に見えたかも(褒めてますから…苦笑)
傀儡師姿での狂言回し的な役どころは、ルキーニを思い出させる。
ここの専科のおじさまたち、とっても素敵!
お話は滞りなくすすみ、今日も主水正の諫言の場面で泣いてしまった私だ。
しかし、自分の為に何人もの親しい者たちが命を落としたら、
普通は死んでいった者たちの人生を思って、過去を引き摺りそうな気もするが、
今日も忠輝さんはさばさばしたような表情だった。
よくわからん…。。(だから流せってば~)
いや、ただ単に私が過去を引きずってもがいている男が好きなだけなのかもしれない。
っていうか、そういうトラウマ系の男を演じる轟悠が好きなのかな?
うん、きっとそうなんだよね…(笑)
今日も宗矩の刀身は無事鞘に収まって一安心。
でも、1度くらいはハプニングも見てみたいかも~という誘惑に駆られるわ。
(瀬奈くん、ごめん)
そして、やっぱり私的には今回のメインはショーである。
さて、場内が暗くなりショーの始まる直前、
くだんのおばさまが私に「これ、どうぞ」となにやら丸い物体を差し出した。
てっきりのど飴かなにかかと思った私は、有難く受け取りそれを口に入れた。
だが、飴とは違う固くてかさかさした食感、口の中いっぱいに広がる磯のかほり…。
それは、ホタテの干し貝柱だった………。
フガフガと貝柱を噛みながら、ショーを観る私…。
華やかな宝塚のショーと噛めば噛むほど味の出るホタテの貝柱のミスマッチは、
まったくもって妙な気分である。
しかも、歯に引っ掛かって気になるんですけど…。
おばさまはご機嫌で、銀橋を渡る羽を背負ったとどちゃんを観て
「あれ重いんでしょうねえ?」なんて話し掛けてくる。
おばさん、そんなことより爪楊枝を…(泣)
何て悶えつつも舞台は進んで行く。
ショーの瀬奈じゅんは魅力全開だ。
プロローグの階段降りも堂々としていて、チャーミングな笑顔はスターオーラに輝いている。
小顔だから燕尾&シルクハットがとてもよく映えるわ~。
クレアトール(別名:ジュンコ・セナ)は、今日も絶好調!
私はクレアトール瀬奈を観ると、いつも「夢まつり’94」の、
風共パロディでの稔幸のアシュレを思い出す。
あれも凄かったなあ~~(しみじみ)(シメさん&マリコさんのWバトラーも)
瀬奈くんって、ガタイが良くてその上に小さなお顔がちょこんと乗っている感じで
そこがすごく舞台映えするのかな。
そして、あの笑顔!
お客様を楽しませるわよっ!という気合いに満ち満ちている。
コミカルで可愛いところもあるし、
そうかと思うと、悪魔的な妖しさで誘ったり…。
彼女を観ていると「これが宝塚スタアなのよっっ!!」と叫びたくなる。
演技も歌もまだまだな部分もあるが、彼女には宝塚のスターに必要不可欠なものがある。
美しさ、チャーミングさ、品のよさ、色気、
そして、観客を楽しませようという心意気かな?
これは音月桂ちゃんにもよく感じることだ。
瀬奈くん自身は、真琴つばさのファンだということだが、
ビジュアルは真矢みきに似ているような気がする。
でも、スターとしてのカラーは、なんとなく汀夏子を思い出す。
ジュンコさんも、決して歌やダンスが飛びぬけて上手い…といういうわけではなかったが、
熱っぽく迫力のある演技や、クサい流し目、コメディエンヌぶりなどで
ファンを大いに楽しませてくれた。
今一番、旬で宝塚ちっくなスター、それが瀬奈じゅん…なのかもしれない。
噛めば噛むほど味の出るホタテの貝柱のように、息の長い魅力いっぱいのスターでいて欲しい。
(ほ、褒めてますっっ…泣笑)
さて、私はすっかり瀬奈くんに心を奪われ、
胸の前で手を組むという夢見心地の乙女モードのまま幕が降りた。
そして、やはり隣のおばさまも、「素敵でしたねえ」といたく感激した模様だった。
何となくそのままいるとお茶にでも誘われかねない雰囲気満々だったので
私は気弱に笑いながら、そそくさと席を立って帰路に着いた。
おばさん、ごめんね~(苦笑)
でも、出演者の皆さまの熱気が伝わってくる、とてもよい舞台だった。
とどちゃん&花組さんありがとう!!
(パレードの瀬奈くんのお衣装&羽根、淡い色合いが綺麗でとても素敵だったわ…ポッ)
2003/08/26 (TUE)
先週に引き続き、花組公演を観てきた。
しかも、何と今日は友人の強運のおこぼれで、4列の通路側という超良席!
幕が上がる前から、うひひ…と怪しい笑みが漏れる。
お隣は、宝塚はまだ初心者風の品の良いおばさま。
何だか私に話し掛けたくてうずうずしている様子…。
案の定、私が「雨に唄えば」本を見ていたら
「そういう本はどこに売っているんですか?」と話し掛けてきた。
親切な私は、キャトル・レーヴのことを教えてあげた。
でも、実は知らない人に話し掛けられるのって超苦手…。
だから、もし私を劇場で見かけても、そっとしておいて欲しい。
くれぐれも「暁生さーーーん!」とか言わないでね。
(って、会ったことないのに分かるわけないじゃん…)
そんなこんなで芝居の幕が上がった。
今回も忠輝キャラは私にはよくわからなかった。
が、とどちゃんが楽しそうだからまあいいか…と突っ込みたい気持ちを押さえ、流す事にした。
プロローグは美しい瀬奈くんの若衆姿を観ることに専念。
いやあ、ホントに綺麗!!
こんなに若衆姿が似合う人だったなんて、嬉しい誤算だった。
もしかしたら、スカーレットの時より美形に見えたかも(褒めてますから…苦笑)
傀儡師姿での狂言回し的な役どころは、ルキーニを思い出させる。
ここの専科のおじさまたち、とっても素敵!
お話は滞りなくすすみ、今日も主水正の諫言の場面で泣いてしまった私だ。
しかし、自分の為に何人もの親しい者たちが命を落としたら、
普通は死んでいった者たちの人生を思って、過去を引き摺りそうな気もするが、
今日も忠輝さんはさばさばしたような表情だった。
よくわからん…。。(だから流せってば~)
いや、ただ単に私が過去を引きずってもがいている男が好きなだけなのかもしれない。
っていうか、そういうトラウマ系の男を演じる轟悠が好きなのかな?
うん、きっとそうなんだよね…(笑)
今日も宗矩の刀身は無事鞘に収まって一安心。
でも、1度くらいはハプニングも見てみたいかも~という誘惑に駆られるわ。
(瀬奈くん、ごめん)
そして、やっぱり私的には今回のメインはショーである。
さて、場内が暗くなりショーの始まる直前、
くだんのおばさまが私に「これ、どうぞ」となにやら丸い物体を差し出した。
てっきりのど飴かなにかかと思った私は、有難く受け取りそれを口に入れた。
だが、飴とは違う固くてかさかさした食感、口の中いっぱいに広がる磯のかほり…。
それは、ホタテの干し貝柱だった………。
フガフガと貝柱を噛みながら、ショーを観る私…。
華やかな宝塚のショーと噛めば噛むほど味の出るホタテの貝柱のミスマッチは、
まったくもって妙な気分である。
しかも、歯に引っ掛かって気になるんですけど…。
おばさまはご機嫌で、銀橋を渡る羽を背負ったとどちゃんを観て
「あれ重いんでしょうねえ?」なんて話し掛けてくる。
おばさん、そんなことより爪楊枝を…(泣)
何て悶えつつも舞台は進んで行く。
ショーの瀬奈じゅんは魅力全開だ。
プロローグの階段降りも堂々としていて、チャーミングな笑顔はスターオーラに輝いている。
小顔だから燕尾&シルクハットがとてもよく映えるわ~。
クレアトール(別名:ジュンコ・セナ)は、今日も絶好調!
私はクレアトール瀬奈を観ると、いつも「夢まつり’94」の、
風共パロディでの稔幸のアシュレを思い出す。
あれも凄かったなあ~~(しみじみ)(シメさん&マリコさんのWバトラーも)
瀬奈くんって、ガタイが良くてその上に小さなお顔がちょこんと乗っている感じで
そこがすごく舞台映えするのかな。
そして、あの笑顔!
お客様を楽しませるわよっ!という気合いに満ち満ちている。
コミカルで可愛いところもあるし、
そうかと思うと、悪魔的な妖しさで誘ったり…。
彼女を観ていると「これが宝塚スタアなのよっっ!!」と叫びたくなる。
演技も歌もまだまだな部分もあるが、彼女には宝塚のスターに必要不可欠なものがある。
美しさ、チャーミングさ、品のよさ、色気、
そして、観客を楽しませようという心意気かな?
これは音月桂ちゃんにもよく感じることだ。
瀬奈くん自身は、真琴つばさのファンだということだが、
ビジュアルは真矢みきに似ているような気がする。
でも、スターとしてのカラーは、なんとなく汀夏子を思い出す。
ジュンコさんも、決して歌やダンスが飛びぬけて上手い…といういうわけではなかったが、
熱っぽく迫力のある演技や、クサい流し目、コメディエンヌぶりなどで
ファンを大いに楽しませてくれた。
今一番、旬で宝塚ちっくなスター、それが瀬奈じゅん…なのかもしれない。
噛めば噛むほど味の出るホタテの貝柱のように、息の長い魅力いっぱいのスターでいて欲しい。
(ほ、褒めてますっっ…泣笑)
さて、私はすっかり瀬奈くんに心を奪われ、
胸の前で手を組むという夢見心地の乙女モードのまま幕が降りた。
そして、やはり隣のおばさまも、「素敵でしたねえ」といたく感激した模様だった。
何となくそのままいるとお茶にでも誘われかねない雰囲気満々だったので
私は気弱に笑いながら、そそくさと席を立って帰路に着いた。
おばさん、ごめんね~(苦笑)
でも、出演者の皆さまの熱気が伝わってくる、とてもよい舞台だった。
とどちゃん&花組さんありがとう!!
(パレードの瀬奈くんのお衣装&羽根、淡い色合いが綺麗でとても素敵だったわ…ポッ)
2003/08/26 (TUE)
- 関連記事
-
- 花組雑感 ・その4 「プリンスチャーミング・セナにぞっこん♪の巻」 (2003/09/05)
- 花組雑感・その3 「時代劇スター・轟悠」 (2003/08/28)
- 花組雑感・その2 「男役・瀬奈じゅんの魅力」 (2003/08/26)
- 花組「野風の笛/レビュー誕生」初見雑感 (2003/08/21)
- あの頃の宝塚 「初演・ベルばら」 (2003/07/13)