FC2ブログ

Welcome

Atelier Iceberg Weblog

ARTICLE PAGE

国立劇場で『紅葉狩』。

歌舞伎ビギナーの私、
先日は、国立劇場の第83回歌舞伎鑑賞教室
『新歌舞伎十八番の内 紅葉狩』を観てきました。

↓これ。

kabuki_03.jpg


歌舞伎鑑賞教室って初めてで、
中学生や高校生向けなのかなと思っていましたが
もうめっちゃ面白かったです。

考えてみたら、演目は別に子供向けじゃないし、
出演者は錚々たる役者さんたち。

ただ通常よりも演目が少なく、初心者向きに、
上演前に解説が入るというだけなんですよね。

とはいえ、客席のほとんどは女子高校生たち。
上演前は、歌舞伎とは思えないほどのかしましさ(笑)。
でも、幕が上がると皆さんとても静かに鑑賞されていましたよ。


上演前の解説。
担当は、中村隼人くん(19歳)、中村虎之介くん(15歳)
という若いお二人。

中村隼人くんは、二代目中村錦之助さんの長男で
今、“イケメン歌舞伎俳優”として話題の方。

『八重の桜』で、松平定敬の役をされています。
私はドラマを観ていないのでよく分からないのですが、
お殿様の綾野剛くんの弟の役…らしい。

素顔で羽織袴姿だったのですが、
めちゃくちゃかっこよかったです~♪

客席のお嬢様たちからも「かっこいい~!」と
声が上がっていました。

相方の中村虎之介くんも、パパは中村扇雀さん、
おじいちゃんが坂田藤十郎さんという毛並の良さ。
まだやんちゃな少年という感じです。

この二人が、歌舞伎がまったく初めての人向きに
舞台機構や、歌舞伎ならではの「お約束」や、
歌舞伎の音楽についての解説をしてくれました。

私が、一番面白かったのが、音楽。

歌舞伎の音楽の、常磐津、義太夫(竹本)、長唄って、
私みたいな素人には、その違いがまったく分からないのですが、
それぞれの三味線や唄い手の方々に
同じ曲を演奏していただき、違いを感じてもらうという趣向。

しかも、それがドラマ『ガリレオ』の主題歌(笑)。
なるほど、聴き比べると本当に違う!
これからは、音楽もより一層楽しめそうです。

歌舞伎特有の型や、立ち役、女形の動きも
実演しながらの解説で、楽しかったです。

そして、演目の『紅葉狩』について。

戸隠山にお花見に行った平維持&家来たちが、
先にお花見に来ていたやんごとなき姫・更科姫ご一行に
「一緒にお花見しましょうよ」と誘われます。

はじめは「いやいや、女性ばかりのお花見に
男どもがご一緒するなんて」と辞退しますが、
あまり熱心に誘われるので、つい一緒にお酒を飲んだりしたら
いつの間にか眠ってしまい、
そのうち女たちはいなくなってしまいます。

そこに山神がやってきて、
酔っぱらって寝ている維持らを起こして
何とか危急を知らせようとします。

実は更科姫は戸隠山に住む鬼で、
維持たちを取って喰わんとしていたのです。

山神のお告げを夢に見た維持が目覚めると
怪しい空気の中、鬼に戻った更科姫が登場。

大立ち回りの末、鬼を退治する…というお話。

舞踊劇なので、踊りもたっぷり見られたし、
鬼退治の派手な立ち回りもあって、
初めてでも飽きずに楽しめそうな演目でした。

おまけに、常磐津・竹本・長唄のそれぞれの歌詞も
上演中に字幕が出るという親切さ。

配役は、
更科姫(実は戸隠山の鬼女)が、中村扇雀さん
余吾将軍平維持が中村錦之助さんと、
解説の二人のパパさんたち(笑)。

従者左源太に坂東薪車さん、従者右源太に澤村宗之助さん、
局田毎に市川高麗蔵さん。

隼人くんは、更科姫の侍女野菊の役で美しい舞を披露し、
虎之介くんは、山神という大役。
普通の若者らしい素顔を見たあとだったので、
舞台で演じる二人を観てさすがだなと感心。

立派なプログラムと歌舞伎読本的な小冊子まで無料で頂けて、
これで、学生が全席1300円、
一般でも、1等席3800円 2等席1500円って、めちゃくちゃお得。

歌舞伎に興味はあるけれど、チケットも高いし
なんだか敷居が高い感じ…という方は是非!



来月は、これ。

kabuki_05.jpg

『葛の葉』です。

またまた、有名な演目ですね。
安倍晴明の母親は実は白狐だった…という伝説のもとのお話。

しかも、葛の葉(&葛の葉姫)に、中村時蔵さん。
私、時蔵さんが好きなんです。

うふふ、九月の『陰陽師』の予習を兼ねて?
また行ってみようかなー。



関連記事

0 Comments

Leave a comment