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「レ・ミゼラブル」新演出版。

またまた亀なお話で申し訳ないのですが、
GW明けに「レ・ミゼラブル」新演出版を観てきました。

オリジナル版は、もう何回観たか分からないくらい。
もしかしたら「エリザベート」の宝塚版&東宝版を合わせた回数よりも
多いかもしれません。

実況録音CD(滝田版&今井版)も聴きすぎて、
幕開きから全部歌えるんじゃないかと思うほどなので、
今度の新演出版は、正直ドキドキものでした。

しかも、この作品を観るのも、実は久しぶり。
大好きだった今井バルジャンが卒業されてから、
観てないし。

前置きが長くてすみません。


まだ先の長い舞台ですし、私も1回観ただけなので、
ざっと印象を。

(以下、ネタバレ含みますのでご注意ください。)



まず、映像の多用です。
全体的に、映画版に近いように感じました。
舞台版を初めて観るかたには、分かりやすいかも。

モントルイユ・シュール・メールやパリの貧民街なども
今まで以上に、ちょっと辛いほどリアルです。
下水道のシーンも、かなり工夫のあとを感じました。

ただ、分かりやすくなったということは、
観客が自分で想像できる余地が少なくなったということで、
いいのかどうかは、何とも言えません。

そして、オリジナル版の「お約束」がなくなったこと。

「ワン・デイ・モア」で、
テナルディエ夫妻は、セリから顔を出さず、
舞台両袖に新しく出来た
桟敷席のようなセットにいます。
高みの見物です(笑)。

バリケードも、盆が回らないので
学生側からだけの場面となっています。

ガブローシュが撃たれるシーンも音だけ。
しかも、ガブローシュの歌がかなり短くなりました。
当然、弾の入った袋を投げるシーンもなし。

どうして演出を変えたのかな?
盆のない劇場でも上演できるようにするため??

で、盆がないということは…、
アンジョルラスのアレがありません(涙)。

どうしてなんだろう……。
確かにあのシーンは、役者を選ぶかも(汗)ですが、
あそこは、アンジョルラスの一番の見せどころだったのになー。

しかも、その後に蛇足的な場面
(リヤカーで運ばれるアンジョとガブローシュ)がついていて、
うーーーん…なんですよ。

ジャベールの自殺。
これも、賛否が分かれそう。
私はやっぱり、前の演出がいいかなー。

お衣装やお化粧も、リアルになったぶん、
全体的に地味っぽい感じです。

象徴的な場面のインパクトや
登場人物のキャラ立ちが薄くなり
よりリアルな群像劇っぽくなったという印象です。
(特に、アンジョ&学生たち、ガブローシュなど)

プロローグのバルジャンの場面は増えたのですが、
バルジャンの人間性が深まったのかどうかは、
どうも分かりません。

全体的に(オケの演奏を含めて)
スケール感が小さくなったというか、
リアルを追及するとこうなるのかな…と。


あ、でも新演出でとてもよくなったところも。

「バルジャンの独白」でプロローグが終わって、
第一幕の工場の場面に転換するところ。
(チャラララ、チャラララ、チャラララ、チャラララ…
というあの場面です。<笑)

あそこで、「Les Miserables」というタイトルが
ばーーんと出るんです。
あれは、とってもいいです。

あと、ラストの「ピープルズ・ソング」に
ミリエル司教様が登場する演出。
バルジャンは救われたのだな…と納得できます。
滂沱の涙です。



ちなみに、私が観たときのキャストは

ジャン・バルジャン=吉原光夫
ジャベール=鎌田誠樹
エポニーヌ=笹本玲奈
ファンテーヌ=和音美桜
コゼット=青山郁代
マリウス=原田優一
テナルディエ=駒田一
マダム・テナルディエ=谷口ゆうな
アンジョルラス=野島直人

の皆様でした。

吉原バルジャン、初見でしたが、
今井清隆さんの若き日のお声にちょっと似ている感じ。
時々、山口祐一郎さんっぽい時も。

私は、初見の方が多かったので、
駒田テナルディエを観たときは、
ちょっとほっとしました(笑)。

私が観たときは、まだプレビュー直後だったので
舞台もどんどん進化&深化していると思います。

初めてで違和感のあった新演出も
何回か観たら、慣れるのかなー。


というわけで、新演出版・初見の感想でした。










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2013/06/02 (Sun) 18:03 | EDIT | REPLY |   

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