「君よ知るや南の国」
自分のブログが、まるで他人のもののように
よそよそしく感じます(苦笑)。
なんだろう、このアウェイ感は…(by聖☆おにいさん)
不思議なものですねー。
さて、かなり前の画像です。
↓これ。

レモンの花です。
とってもいい香りなんですよー。
ちょっとジャスミンの香りに似てるかな。
一昨年、接ぎ木したばかりの1年生苗を買ったので、
今年ようやく花が咲きました。
今は、小さな実を付けています。
薔薇とともに、私が庭に植えたいと思っていたレモン。
理由は、森川久美さんのマンガ「君よ知るや南の国」が
とにかく大好きだったから。
この作品は、オーストリア統治下のイタリアが舞台。
イタリアと言えば、オレンジやレモンですよね!
作品の中にゲーテの詩「ミニヨンの歌」が出てくるのですが、
それが「君よ知るや南の国」なのです。
私が恋した森川さんの作品から。
君よ知るや南の国
レモンの花咲き
葉蔭にはオレンジの輝き
君よ知るやかの国を
かなた かなたへ
君とともに行かまし
あわれ 愛しき人よ
格調高い森鴎外の訳も好きです。
君知るや南の国
レモンの木は花咲き くらき林の中に
こがね色したる柑子は枝もたわわに実り
青き晴れたる空より しづやかに風吹き
ミルテの木はしづかに ラウレルの木は高く
雲にそびえて立てる国や 彼方へ
君とともに ゆかまし
ちなみに、森川久美さんのこの作品は
花とゆめコミックス「ヴェネチア風琴」に入っています。
短編集なのですが、「君よ知るや南の国」がメインかも。
ラストは涙・涙です。
「ヴェネチア風琴」も大好きで、
初めて読んだ高校生当時、
この2作品の絵をよくまねて描いていました。
(しかも、カラーで!<笑)
そして、いつの日かレモンの花を見てみたいと
憧れを持つようになりました。
まあ、本当に庭に植えてしまう日が来るとは、
当時は思っていませんでしたが(笑)。
マンガに影響されてレモンの木を植えるなんて
自分らしいというか何というか…。
でも、おかげで、あの作品を
よりリアルに感じるようにはなりました。
そういえば、私の薔薇好きも、
中学時代に「ベルサイユのばら」のファンだったのが始まりですし、
宝塚を観劇したのだって、「ベルばら」の舞台化があったから。
振り返ってみれば、人生のかなりの部分を
中高生時代に読んだ少女マンガに影響されているようです(笑)。
あれからもうすぐ40年経ちますが、
根っこの部分は、
“オスカルさま”に熱狂し、
「週マ」の発売日を心待ちにしていた当時と
あまり変わっていないなーと思います(笑)。
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